レンタルサーバはどうやって選ぶ?おすすめサービス8選と特徴まとめ

Web制作

2016年09月16日

レンタルサーバはどうやって選ぶ?おすすめサービス8選と特徴まとめ

WebサイトやWebアプリケーションの制作では、サーバが欠かせません。レンタルサーバを利用することも多いかと思いますが、提供会社やプランもさまざま。いざレンタルサーバを選ぶことになっても、困ってしまうこともあるでしょう。

本稿では、サーバの基礎知識からレンタルサーバの選ぶ方まで解説してあります。代表的なレンタルサーバサービスについてもご紹介しているので、実際にサーバを選ぶときの参考にしていただければと思います。

※なお、本記事では特に断りがない限りWebサーバを対象に話を進めていきます。

サーバの基礎知識

それでは、サーバの基礎知識から見ていきましょう。

サーバとは?

サーバ(server)とは、WebページなどのITシステムを動かすために必要なもののことです。もっと具体的に言うと、専用のソフトがインストールされたパソコンのことを言います。

サーバの役割はいろいろとあるのですが、WebサイトやWebアプリケーションでは主に2つの役割を果たしています。一つは、ファイルやデータを設置しておく場所であること。もう一つは、プログラムが動く環境を提供していることです。順に見ていきましょう。

Webページは、見た目は一つのページであっても、さまざまなファイルで構成されています。例えば、テキストや画像、動画などのファイルがあります。HTMLやCSS、JavaScript、PHPなどのプログラムファイルもありますし、データベースも必要な場合があります。サーバはこういったファイルやデータを保管しておき、Webページの表示に備えているのです。

もう一つは、プログラムが動く環境としての役割でした。静的なWebページの場合はファイルの内容を返すだけで良いのですが、動的なページではプログラムを実行する必要があります。CMSの最大手であるWordPressを例としてあげましょう。WordPressはPHPというプログラムファイルを使ってページを表示しているのですが、このPHPはサーバで実行されているのです。なお後述しますが、サーバの種類によってはPHPなどのプログラムが実行できるものとそうでないものがあります。

サーバにはさまざまな種類がある

サーバと一言に言っても、種類はさまざま。ここでは数あるサーバの種類から、4つを選んでご紹介します。

Webサーバ

本稿で対象としているサーバです。WebサイトやWebアプリケーションを表示したり、機能をさせるために使われます。

メールサーバ

その名の通り、メールを送受信するためのサーバのことです。

ファイルサーバ

ファイルを保存しておくためのサーバです。ファイルサーバを使うことで、複数人でファイルを共有することができるようになります。

DNSサーバ

ドメインやホストとIPアドレスとの対応関係をつかさどるサーバです。社内ネットワークの管理で使われる重要なサーバの一つです。

Web制作で使われるサーバとは?

さて、本稿のテーマはWeb制作で使われるサーバ(Webサーバ)でした。Web制作では、実際のところどういったサーバが使われているのでしょうか?

サーバを用意するには、そのための機材を購入して組み立てたのち、システムをインストールしてセットアップをする必要があります。これを自前でやるのは、大変な労力です。労力だけでなく、インフラまわりの専門的な知識も必要になります。

そのため、一般的にはレンタルサーバが使われることが多いです。専門の企業から、サーバをレンタルして使うのです。必要な時にすぐに利用がはじめられますし、サーバ運用の手間も必要ありません。

レンタルサーバの選び方

さて、サーバにはさまざまな種類があると上で解説しましたが、それはレンタルサーバも同じです。会社によって提供されているレンタルサーバもさまざまですし、料金も大きく異なります。

ここでは、レンタルサーバを選ぶ際に参考にしたいポイントを5つご紹介します。実際にレンタルサーバを選ぶ時の参考にしていただければと思います。

サーバの種類で選ぶ

レンタルサーバには、主に4つの種類があります。それぞれ特徴やコストも異なるので、レンタルサーバを選ぶ際は各サーバの違いを知っておくようにしましょう。

共用サーバ 1つのWebサーバを複数のユーザーが共用して使うタイプのサーバです。使い方も簡単で、コストを抑えてレンタルサーバを利用することができます。その一方で、カスタマイズ性が低いことや他ユーザー(他サイト)の影響を受ける可能性があることがデメリットです。
専用サーバ サーバが専有できるのが、専用サーバです。カスタマイズが自由にできますし、他ユーザーの影響を受けることもありません。ただし、専門的な知識が必要ですし、サーバのメンテナンスも自分で行う必要があります。
VPS 1台のサーバ上に、複数の仮想サーバを立ち上げる種類のサーバです。専用サーバのようにカスタマイズ性が高く、共用サーバのように他ユーザーの影響を受けづらいことが特徴です。
クラウド クラウド上に設置されたサーバが使えるサービスです。カスタマイズし易いことや、スケールアップ/スケールダウンが容易なことがメリットです。料金は使った分だけ請求される課金方式が一般的です。

必要な機能で選ぶ

レンタルサーバごとに、使える機能が異なります。サーバによって使えるプログラミング言語やデータベースが異なりますし、使える機能もサービスによってさまざま。独自ドメインやマルチドメイン機能、SSLなど、用途に応じて必要となる機能は決まっています。機能をリストアップして、それを満たすレンタルサーバを選ぶようにしましょう。

ディスク容量で選ぶ

レンタルサーバは、サービスやプランによって使用できるディスク容量が決まっています。簡易的なWebページであれば容量はさほど問題にはならないのですが、写真や動画などのコンテンツが多いサイトだとそうもいかないでしょう。使用できるディスク容量を確認したり、容量の変更が途中でできるかどうかもチェックしておくようにしてください。

また、サービスの中にはHDDかSSDのどちらかを選択できるケースもあります。料金との兼ね合いもありますが、この点も頭に入れておきましょう。

料金で選ぶ

サービスによって、レンタルサーバの料金は多岐に渡ります。月額100円のプランもあれば、月額数千円から数万円のサービスもあります。また、クラウド型のサービスの場合は定額制ではなく従量課金性になっています。制作するサイトの規模や必要とされる機能を考慮して、最適な料金プランを選ぶようにしましょう。

サポートの充実度で選ぶ

レンタルサーバを利用していると、使い方がわからないことや予期せぬトラブルに遭うことがあります。専門的なスキルがあれば自力で解決できますが、なかなかそうもいかないことが多いでしょう。そういった時に頼りになるのが、サポートです。レンタルサーバを選ぶ時は、サポート体制(対応している時間帯や連絡方法など)も参考にするといいでしょう。

代表的なレンタルサーバ8選

レンタルサーバの選び方がわかったところで、代表的なレンタルサーバをご紹介しておきましょう。

※各サービスの料金は、記事執筆時点のものとなります。

さくらのレンタルサーバ

さくらのレンタルサーバ

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共用のレンタルサーバを提供している、さくらのレンタルサーバです。少ないコストからはじめられるのですが、機能は豊富。マルチドメインや共用SSL、ウェブメール、CMSのクイックインストールなどの機能が使えます。公式サイトではサーバの稼働率99.99%と謳っています。

さくらのレンタルサーバでは、5種類の料金プランが用意されています。ディスク容量100GBのスタンダードプラン(月額税込515円)や、複数の管理人が置けるビジネスプラン(月額税込2,571円)などのプランがあります。なお、最安のライトプラン(月額換算、税込129円)ではMySQLが含まれていないため、WordPressを使うことができません。注意しましょう。

さくらのレンタルサーバを提供しているさくらインターネットは、VPSサーバの「さくらのVPS」やクラウドサービスの「さくらのクラウド」、専用サーバのホスティングサービスも展開しています。

エックスサーバー

エックスサーバー

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エックスサーバーは、高性能な共用サーバを提供しているサービスです。機能も豊富で、FastCGIやPHP7/PHP5への対応、マルチドメイン、WordPressなどのCMSの自動インストール機能などを備えています。公式サイトによると稼働率は99.99%と発表されており、高い安定性も売りの一つですね。

エックスサーバーでは、ディスクスペースの容量によって3つの料金プランが用意されています。最も容量の少ないX10プラン(月額税抜900円、36ヶ月契約の場合)でも、200GBのディスクスペースが利用できます。MySQLデータベースも50個まで作成できます。月額料金は低くはありませんが、容量あたりの料金を考えるとコストパフォーマンスは良いでしょう。

エックスサーバーは他にも、ビジネス向けの共用レンタルサーバー「シックスコア」やWordPress専用のレンタルサーバー/クラウドサービスの「wpX」も展開しています。

ロリポップ!

ロリポップ!

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ロリポップ!は格安で共用レンタルサーバを提供しているサービスです。カラーミーショップやムームードメインなどのサービスでも有名な、GMOペパボによるサービスです。エックスサーバーなどのサービスと比較すると機能は劣りますが、手軽にはじめられることが大きなメリットになります。

とは言っても、レンタルサーバに必要な機能は一通り揃っています。マルチドメインや独自SSLの利用、ウェブFTP、ウェブメーラーなどの機能が使えます。最安のエコノミー以外のプランでは、WordPressやEC-CUBEも利用できます。

エコノミープラン(容量10GB、月額税抜100円)やライトプラン(容量50GB、月額税抜250円)、スタンダードプラン(容量120GB、月額税抜500円)、エンタープライズプラン(容量400GB、月額税抜2,000円)の4つの料金プランが用意されています。

マネージド専用サーバー(カゴヤ)

マネージド専用サーバー(カゴヤ)

» マネージド専用サーバー|レンタルサーバーのカゴヤ・ジャパン

レンタルサーバやクラウドなどのサービスでも有名な、カゴヤによる専用サーバです。専用サーバながら低コストで利用することができ、最安の012 Atomプランでは月額税抜2,700円(12ヶ月一括払い)で利用することができます。

専用サーバならではの自由度や安全性が得られる一方で、マネージドなので運用管理をまかせられるメリットもあります。サーバについては、SSDやXeonなどの高性能CPUを選択することも可能です。マルチドメインや最大10GBまでのバックアップ、WordPressなどのCMSをワンクリックでインストールできる機能も備えています。

さくらのVPS

さくらのVPS

» VPS(仮想専用サーバー)|さくらインターネット – 無料お試し実施中

さくらインターネットが提供している、VPSサービスです。低コストで利用できるので、これからVPSをはじめるビギナーの方にもおすすめです。

さくらのレンタルサーバと同様、コントロールパネルは使いやすいものになっています。サーバの操作やOSのインストール、コンソールなどの操作が可能です。ストレージにはSSDを選択することが可能で、標準OSはCentOS 6です。

料金プランは、ビギナー向けの3つのプラン(512、1G、2G)とプロユース向けの4つのプラン(4G、8G、16G、32G)が用意されています。

GMOクラウド VPS

GMOクラウド VPS

» VPS(仮想専用サーバー)|GMOクラウド

GMOクラウドが提供しているVPSサービスです。さくらのVPSでは使えない、Windows Serverを利用することができます。

VPSは、OSのインストールやセッティングが大変な印象がありますよね。GMOクラウド VPSでは、OSやプログラムがひとまとまりになったテンプレート・パッケージが用意されているので、時間や労力をかけずにVPSを使いはじめることができます。「プレーンテンプレート」や「LAMPPテンプレート」、「JAVAテンプレート」などがあります。

利用できるOSも豊富ですし、コントロールパネルのPlesk12.5も簡単な操作で使うことができます。Plesk12.5では、SSLサーバー証明書のLet’s Encryptの利用や、WordPressサイトの一元管理などが可能です。なお、Pleskを使う場合は契約時に同時申込をする必要があります。注意しましょう。

6つの料金プランが用意されていて、最安の1GBプランは780円(12ヶ月契約、初期費用別途)となっています。

Amazon Web Services(AWS)

Amazon Web Services(AWS)

» アマゾン ウェブ サービス(AWS) - クラウドコンピューティングサービス

Amazonが提供しているクラウドサービスです。数あるクラウドの中でも、最も使われているサービスと言うことができるでしょう。課金方式のため、利用した分だけ料金が発生する仕組みになっています。

AWSは非常にさまざまな機能が含まれているプラットフォームで、クラウド仮想サーバのAmazon EC2をはじめとして便利なサービスが使えます。例えば、クラウドストレージのAmazon S3やリレーショナルデータベースのAmazon RDS、機械学習のAmazon Machine Learningなどがあげられます。

Microsoft Azure

Microsoft Azure

» Microsoft Azure: クラウド コンピューティング プラットフォームとサービス

マイクロソフトが提供している、クラウドサービスです。料金はAWSと同様、課金形式を採用しています。

クラウドサービスを使いはじめるまでの時間も短く、公式サイトではわずか数分で完了すると謳っています。仮想サーバとしては、LinuxとWindowsのどちらかから選択をします。データベースやストレージなどのサービスを利用することもできます。

あとがき

レンタルサーバの基本や、提供会社の選び方について解説しました。ご紹介したように、サービスによって提供されている機能やサポートも異なります。制作内容や自社のリソースを考慮して、最適なレンタルサーバを選んでいただければと思います。

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