Slackの基本的な知識から、基本的な使い方までを解説しています。Slackを使いはじめたばかりのビギナーや、Slackの導入を検討している方に参考にしていただければと思います。
Slackとは?
Slackとはどういったツールなのか、その特徴について解説をしていきましょう。
コミュニケーションツール「Slack」
Slack(スラック)とは、いまIT業界を中心に幅広く使われているコミュニケーションツールです。
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IT業界に限らず、チームで仕事を進めていくにはコミュニケーションが重要です。仕事の進捗具合を確認したり、案件に関する情報を共有したりもするでしょう。WordやExcelなどのファイルをやり取りすることも多いでしょう。
Slackはこういったチームでのコミュニケーションを促進してくれるチャットツールです。Slackには、他にはない機能と使い心地を提供してくれます。単なるチャットツールではない、ということです。
主な機能
Slackがなぜ大人気なのか、その機能から紐解いていきましょう。主な機能を3つご紹介します。
チャンネル機能が便利!
Slackを使うには、チャンネル(Channel)という機能について知っておく必要があります。
チャンネルとは、チャットをするためのグループのことで、いわばチャットルームのようなもの。このチャンネル機能がとにかく便利で、Slackを使うなら絶対に使いこなしたい機能と言えます。
チャンネルは誰でも作ることができますし、入退出も自由です。もちろんプライベートなチャンネルとして作ることも可能です。部署や工程ごとにチャンネルを作るなどして、上手に活用してコミュニケーションを取っていきましょう。
ファイルやリンクの共有も簡単!
Slackはチャットの画面上で簡単にファイルを共有することができます。ファイルを共有する際は、チャンネル上にドラッグアンドドロップをすればOKです。
Webページの共有も可能です。対象のURLを投稿すれば、ページのトップ画像とともにリンクが表示されます。一目で概要がわかるので便利ですね。
チャットはフロー型のイメージですが、ファイルを蓄積しておけるSlackはストック型とも言えるでしょう。
連携可能なサービスも多数!
Slackは単独でも十分に良いツールなのですが、連携可能なサービスも多いです。大手サービスからIT系の開発に欠かせない専門的なツールまで。いくつか取り上げてみましょう。
一つ目は、スケジュール管理サービスのGoogleカレンダーがあります。Googleカレンダーの機能についてはご説明不要でしょう。Slackのチャンネル上に、リマインダーを投稿したり、予定に変更があった場合に通知をしてくれます。
IT系のサービスとしては、Gitのホスティングサービスの最大手、GitHubがあげられます。その他にも、タスク管理サービスのTrelloやWrike、ストレージサービスのDropboxやGoogleドライブなど、さまざまなサービスと連携させることができます。連携可能なサービスについては、下のページで確認することができます。
利用料金は?
さて、ここまで便利なSlackなのですが、利用料金はどうなっているのでしょうか?
記事執筆時点では、下記の3つのプランが用意されています。
プラン | 料金(月額) | 特徴 |
---|---|---|
Free | 無料 | 制限ありの無料プラン。検索できるメッセージは10,000件までで、インテグレーションは10個まで。その他にも各種制限有り。 |
Standard | $6.67 | 無料プランからメッセージ数などの制限をなくした有料プラン。ストレージ容量はメンバーごと10GBまで。 |
Plus | $12.50 | サポートやSLAなどがついた有料プラン。メンバーごとのファイルストレージは20GBまで。 |
小規模なチームであれば、無料のFreeプランでも十分にSlackの良さは享受できるでしょう。必要に応じて、有料のプランを検討してみてください。なお上記の他にも、企業向けのEnterpriseプランも用意されています。
Slackの基本的な使い方
それではSlackの使い方に入っていきましょう。
アカウント登録
まずはSlackに登録するところから。
下記のURLにアクセスして、メールアドレスを入力、「Get Started」ボタンをクリックしてください。

下のような画面が表示されるので、「Create a new team」をクリックします。

確認メールに表示されているコードを入力します。

ユーザー情報の入力ページが表示されるので、「Your name」欄に氏名を、「Username」欄にユーザー名を入力。「Continue to Password」ボタンを押します。

パスワードを入力して「Continue to Team Info」ボタンをクリックします。

チーム情報の入力ページが表示されました。必要事項を入力して「Continue to Company Name」ボタンをクリックします。

会社名(Company Name)を入力して、「Continue to Team URL」ボタンをクリック。

チームのURLを入力して、「Create Team」ボタンをクリックします。
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規約への同意を求められるので、確認したのち問題なければ「I Agree」を押してください。

チームメンバーへの招待を行います。後でもできるので、ここでは「Skip For Now」ボタンを押して先に進みます。

チームが作成できました。必要があれば「Explore Slack」ボタンを押して、チュートリアルを確認してください。

こちらがSlackのメイン画面になります。
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基本的な使い方
それでは基本的な使い方として、いくつか機能をご紹介します。
チャンネルを切り替える
チャンネルを切り替える方法です。
画面左側に「general」とありますね。ここをクリックすると、「general」チャンネルに切り替えることができます。

同じように、「random」をクリックすると、「random」チャンネルに切り替わります。チャンネルの切り替えはこれだけです。
新たにチャンネルを追加することもできます。先ほどのチャンネル一覧、「CHANNELS」の右側にあるプラスをクリックすれば、チャンネル作成ページに移動します。

メッセージを投稿する
さて、それでは「general」チャンネルにメッセージを投稿してみましょう。
「general」チャンネルを開いたら、画面下の入力欄にテキストを入力してEnterをクリック。これでメッセージの投稿が完了です。

メッセージには絵文字をつけたり、@(アットマーク)を使って相手を指定することも可能です。このあたりは実際に使いながら、慣れていってください。
メンバーを招待する
作成したチームに、メンバーを招待する方法です。チームを作成する時にスキップをしましたが、招待自体はいつでも可能です。
メイン画面を見ると、画面左側のメニュー一覧に「+ Invite people」とあります。ここをクリックしてください。

メンバーの招待ページが表示されました。
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招待したいメンバーのメールアドレスと氏名を入力して、「Send Invitations」ボタンをクリック。これで招待が完了です。
あとがき
Slackについて解説してきました。プロジェクト内外のコミュニケーションツールとして、Slackは非常に優秀です。上手に活用していきましょう。