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WordPressのカスタムフィールド活用とコーディング指示の出し方

皆さま、こんにちは。今回の記事ではWordPressの機能であるカスタムフィールドの活用アイデアと、コーディング担当者への指示の出し方についてお伝えしていきます。

私たち、くまWEBはWordPressの実装に加え、カスタムフィールドを用いてより使いやすい、便利なWEBサイトにする実装も得意としています。WordPressでWEBサイトを構築する大きなメリットは、クライアント様が更新しやすい環境を作れることですが、カスタムフィールドを上手く使うと、活用の幅の広がりや情報発信の新鮮さの保持など、クライアント様に大きなメリットがあると考えているからです。

カスタムフィールドサポートページ(※カスタムフィールドはWordPress公式の機能です)

WEBサイトで更新するコンテンツは一般的に「お知らせ」「ブログ」ですが、その他にも「商品情報」「イベント告知」「会社(組織)概要」や組織として公表しなければならない情報の入れ替えなど、定期的に情報が入れ替わっていくコンテンツはいろいろあります。

「お知らせはマニュアルをもらったので書けるけれど他のページの更新方法がよくわからず、修正の発注をするほどのものでもないのでそのままにしている」との話を耳にすることもあります。できればフレッシュな情報を掲載したいと誰しも思われていると思います。

◾️リニューアル提案に【カスタムフィールドの活用】を盛り込んではいかがでしょう?

WEBサイトのリニューアル提案については別記事(WEBサイトリニューアルや改修の提案に使えるリサーチプラグイン5選)でリサーチの方法をご紹介しました。カスタムフィールドの活用はWEBサイトの活用促進を目的としてクライアント様にご提案できるのではないでしょうか。

「この部分を簡単に更新できるようにするので情報の新鮮さを保ち、顧客満足につなげられます」など、デザインやコンテンツ以外の視点からクライアント様にご提案するのはいかがでしょうか。クライアント様も口には出さないけれど「この部分をちょっと直したい」という小さなストレスや違和感が積もっているかもしれません。小さなストレスが業務に支障を与えることもあります。

クライアント様、訪問者様のためにも「思いついたときに気軽に更新できる箇所を増やすこと」は大切ではないかと考えています。

◾️カスタムフィールドのメリット「担当者が変わっても引き継ぎやすい」

WEBサイトを更新する担当者が変わっても、フィールド(項目)が明確であれば、記載漏れなどミスを減らすことができます。↓の画像を見ても「ここを埋めればいい」というのが慣れていない人でもわかりやすいですよね。

◾️カスタムフィールドは管理者、運営者にも便利

管理面でもカスタムフィールドには便利な機能が備わっています。投稿した内容に表示期限を設けて自動管理ができたり、入力値がデータベースに保存されるので別箇所でも呼び出しやすかったり。カスタムフィールドを知り、活用方法を考えるといろいろなイメージが湧いてきます。

◾️カスタムフィールドにすると便利なページ

  1. ECサイトの商品ページ
  2. 不動産サイトの物件情報ページ
  3. 実績や事例紹介ページ
  4. レシピ紹介ページ
  5. 会社(組織)概要/スタッフ紹介ページ
  6. PDFなどのファイルを公開するページ
  7. 求人ページ など

カスタムフィールドの最大の特徴は決められた項目の入力・修正が簡単なことです。同じページを複製して使う可能性があるカテゴリーや、定期的に情報の入れ替えがあるページに利用すると便利で抜けのない運用ができます。

ではここから、コーディング担当者にカスタムフィールドを盛り込む指示をどのように出すとわかりやすいのか、指示出しについてご説明致します。

1.【カスタムフィールドのコーディング指示】WEBデザインのどの箇所をカスタムフィールドで設定するか指示

ディレクターさん、デザイナーさんの意図が伝わるように、どの箇所をカスタムフィールドで設定するか指定します。管理画面上での見せ方もイメージがあれば伝えます。

カスタムフィールドは別のページに入力した値を反映できます。入力するページは1つに絞り、一覧ページやトップページには同じ情報を引っ張ると情報にズレがなくなります。

2.【カスタムフィールドのコーディング指示】管理画面上での見せ方を指示

カスタムフィールドは管理画面上の見せ方も調整できます。どのような見せ方、入力の仕方をさせたいか指示するとコーディング担当者がわかりやすいです。

例)チェックボックス

複数選択可能な項目ならチェックボックスが便利です。

例)ラジオボタン

手動で切り替えたいところがある場合は、ラジオボタンが便利です。

その他、入力するテキストが長くなりそうだと想定できる場合は、”複数行必要”など指定しておくと、入力する人もコーディングする人もわかりやすいです。

3.【カスタムフィールドのコーディング指示】管理画面上に載せる注意書きを指示

注意書きや守っていただきたいことは管理画面上に載せておくと共有漏れがなくなります。担当者間の引き継ぎも楽になります。

管理画面をどのように構成するか考えることは、通常の制作フローであれば見過ごしやすい部分でもある更新者の”管理画面の使いやすさ”を考えることとなり、そのWEBサイトに関わる人の満足度向上につがなります。

まとめ

WordPressで構築するなら使いたい【カスタムフィールド】についてご説明しました。

制作担当者様はクライアント様との打ち合わせ段階で、WEBデザインとは別に更新管理についてもぜひご相談をおすすめします。実際の運用についてクライアント様が考え、計画を立てることで、WEBサイトが完成してからの更新頻度も向上するのではないでしょうか。

打ち合わせ時はWordPressの管理画面のイメージ画像を作って、すり合わせを行っておくとイメージの相違がなくなります。WordPressの管理画面に注意書きが出来ると知っているクライアント様も少ないと思いますので、お伝えすると喜ばれるかもしれません。

くまWEBではWordPressでの構築に加え、カスタムフィールドの設定も得意です。ぜひご相談下さい。

また、コーディング指示については他にも記事を書いております。よければ他のページもご覧ください。