「自分で作ったハンドメイドを売りたい」「不用品を自分の手で売りたい」などなど・・。今、個人でECサイトを運営したいという人が非常に多くなっています。
すでにリアル店舗でお店を経営している人も、ECサイトをもって売り上げアップをしたい!と考えているため、素人・本業を問わず様々な人から、ECサイト所有のニーズが高まっているのです。
しかしECサイトの作成は、なかなか敷居が高いです。ブログをやったことあるという人でも、アッサリ作るのは難しいはず。
そこで今回は、初めてECサイトを作るという人にむけて、5つの作成方法を紹介していきます。作成難易度と自分の目的を照らし合わせて、最適の方法を選んでみてください。
自分以外の力を利用して作成する方法
まず紹介するのは、自分の以外の第三者に協力してもらって、ECサイトを作成する方法です。パソコンを使うのが苦手という人でも、実現できる方法となっています。
ではさっそく見てみましょう。
制作業者に作成してもらう
もっとも簡単かつ確実なのが、専門の制作業者にECサイト作成をお願いすることです。ネットが普及してきたこともあってECサイト制作の需要はかなり高まっています。
ニーズにこたえるべく、たくさんのECサイト制作会社が世の中にはあります。「ECサイト 制作 代行」などのキーワードで検索すると、山のように業者が出てくるはずです。よっぽどのヤブ業者でない限り、ビックリするようなクオリティーのECサイトを作ってくれることでしょう。
もちろんタダでは作ってもらえません。クオリティーに見合った制作報酬を払うことになります。相場を知らない素人さんは「数千円で作ってもらえる!」というトンデモない勘違いをしていますが、万単位の予算は必ず確保しておいてください。
なんにせよ資金に余裕のある人は、制作業者にまかせるのが一番です。
楽天市場を利用する
CMでよくみかけることの多い楽天市場ですが、いち個人でも出店できます。楽天を見ると、ド派手なページが目につきますよね?楽天市場に出店することになれば、楽天側があなた専用の販売ページを作ってくれますよ。
もちろんタダではありません。プランによって金額は様々ですが、万単位の出費は覚悟しておきましょう。無事に販売ページを作成して出店できたとしても、毎回手数料がかかります。何かと出費は多いですが、強力な楽天ブランドを利用できるので圧倒的な集客が期待できます。
基本的には誰でも利用できるのですが、一応出店審査もあります。審査内容は、あなたがちゃんと出店費用や毎回の手数料を払えるのかという信用チェックに時間が費やされます。楽天銀行や楽天カードを普段から使っていると労せず審査を突破できるようです。
楽天市場に関する詳細はこちら
Amazonマーケットプレイスを利用する
じつはあのアマゾンにも楽天市場と同じように出店できます。「Amazonマーケットプレイス」というシステムを利用するのです。厳密にはECサイト作成にはなりませんが、基本利用料無料でアマゾンの中で販売(=出店)することができます。
簡単な設定だけで世界最大のECサイトであるアマゾン内で自分のモノを売ることができるようになる優れもの。楽天市場と違って審査がないのも嬉しいポイントです。その気になれば、今日から出店することだって可能になります。
ただし、基本的にはアマゾン内ですでに売っている商品だけしか売れません。もしアマゾンにない商品を売りたいなら、月額4900円かかる「大口出品」プランにしましょう。軽い審査はありますが、自分オリジナルの商品をアマゾンで販売する事も可能になります。
とくにオススメなのが本やおもちゃ、ゲームや家電。登録すればビックリするほどすぐ売れます。
身近な不要品などを売るのであれば、アマゾンで販売してみてはどうでしょうか。
Amazonマーケットプレイスに関する詳細はこちら
自分でECサイトを作成する方法
ここまでは自分以外の第三者の力を使ってECサイト運営を実現する方法について紹介してきました。
しかし読者の中には、自分の力だけで作ってみたいという意欲を持つ人もいるのではないでしょうか。そこでここからは、自分自身でECサイトを作る方法について紹介していきます。
難易度は高くなりますが、作れた時の感動は言い難いものがありますよ!
「ベイス」または「ストアーズ」を活用する
CSSやHTMLを一から書いてECサイトを作るなんて、絶対無理ですよね?自分の力で作ると言っても最低限のサポートを使う必要があります。ECサイトを自分で作る上で心強い味方になってくれるのが、「ベイス」または「ストアーズ」です。
これら二つは無料で使えるECサイト作成ウェブサービスになります。利用登録をしてしまえば、誰でもすぐにECサイトが作れます。難しい作業は一切不要。直観的にパーツを選んでいくだけで、素人が使ったとは思えないオシャレすぎるサイトができます。
ただサイトを作るだけではなく、カート機能やクレジット決済機能もカンタンに実装することが可能。無料で使えるのに「ここまでできるの?」と言いたくなるほど、手厚いサービスを利用できます。
もちろん最初から最後まで無料というわけではありません。商品が売れたら、手数料が天引きされますので要注意。また売上金額を自分の銀行口座に振り込む際にも数百円必要になります。
「ベイス」も「ストアーズ」も使い勝手も機能もそこまで変わりません。最初にパッと触ってみて感覚がよかった方を使い続けてみてはどうでしょうか?
「ベイス」に関する詳細はこちら
「ストアーズ」に関する詳細はこちら
EC-CUBEを活用する
制作会社が作るような超・本格的ECサイトも「EC-CUBE」を使えば、自分で作ることは可能です。ただし先述した「ベイス」や「ストアーズ」のように、ウェブ上でサクッと作れるではないので要注意。
EC-CUBE自体は無料ですが、以下の段取りを経て、やっと使えるようになります。
- レンタルサーバーを借りる
- 独自ドメインを取得する
- サーバーとドメインを紐づけする
- EC-CUBEをダウンロードする
- サーバーの中にEC-CUBEを導入する
- EC‐CUBEを立ち上げて初期設定する
ざっとカンタンに書いていますが、サイト作成に慣れている人でも数時間は軽くかかる工程です。パソコンに慣れていない人なら、専門書を見たとしても1週間以上かかることでしょう。
また、導入完了までに以下のような費用もかかります。
- レンタルサーバー費用(年間5,000円~)
- 独自ドメイン取得費用(年間1500円~)
EC‐CUBEを導入できる最低限の環境を実現する場合の費用ですので、ECサイトとして本気で運営していくなら、もっと費用が必要になるのを覚悟してください。
EC-CUBEの詳細はこちら
まずはリスクのない方法で始めるのが一番
ここまでECサイトを作る方法を「自分以外」「自分自身」という観点で紹介してきました。ものすごいリスクを負わないとサイトが作れない方法もあれば、サクッとカンタンで作れる方法もあることを理解していただけたと思います。
初めてECサイトを利用するなら、なるべくリスクのない方法を選ぶことをオススメします。リスクを取る作成方法を選択するのは、ECサイトがある程度繁盛してきた後でも十分です。
まずはノーリスクでできる方法を選べば、のちのちの後悔を未然に防ぐことができることでしょう。
あとがき
以上、ECサイトを作成できる様々な方法を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
もしこれからECサイト作成にチャレンジするのであれば、ぜひ今回紹介した知識を活用してみてください。きっと役にたつはずです。