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検索結果で差をつける!Google公式リッチリザルトテストの使い方

皆さま、こんにちは。
WEB制作や運営をする中で、ライバル社を検索してみるとGoogleの検索結果で「パンくずリスト」「イベント情報」など、ちょっと目立つ表示を見たことはありませんか?

これらは「リッチリザルト(リッチスニペット)」と呼ばれる仕組みで、Google検索での視認性を高め、クリック率アップにつながります。テキスト以外にも画像が表示されることもあります。Googleが検索ユーザーにさまざまな情報をよりわかりやすく届けるためにシステムに組み込んでいます。

では「自分自身の運営サイトもリッチリザルトに対応できているのか?」「他社の表示はどうなっているのか」も気になりますよね。その表示を確認するための無料ツールをGoogleが公式で提供してくれています。

https://search.google.com/test/rich-results?hl=ja

「リッチリザルトテスト」と名付けられたツールです。この記事では、このツールの基本的な使い方から活用シーン、注意点まで一通り解説いたします。


1.リッチリザルトテストとは?
2.リッチリザルトテストの使い方
3.リッチリザルトに対応させたい4つのページ例
4.リッチリザルトにこだわる必要はない
5.まとめ

1.リッチリザルトテストとは?

リッチリザルトとは、通常の検索結果と比べると、追加情報や装飾が含まれたGoogle画面上に表示される検索結果のことを指します。

  • 星マーク(レビュー評価)
  • レシピの調理時間やカロリー
  • イベントの日程や場所
  • 商品価格や在庫情報

(例)星マーク

これらはコーディング時に「構造化データ(Schema.org形式など)」をWEBページに記述することで、Googleに伝わりやすくなります。ただし「構造化データを書いた=必ずリッチリザルトになる」とは限りません。

そこで役立つのが、Googleのリッチリザルトテストツールです。このツールを使うことで、実際にGoogleが読み込んで理解してくれている構造化データの内容や、エラー、警告が一目で分かります。

URLにアクセスするだけで利用できるので、気になる方はぜひ使ってみましょう!

2.リッチリザルトテストの使い方

使い方はとてもシンプルです。公開されているWEBサイトならURL、公開前のWEBサイトならコードでチェックが可能です。

①ツールへアクセス
Googleの公式ページ内にあるツールへアクセスします。
URL:https://search.google.com/test/rich-results?hl=ja

②URLもしくはコードをコピペ
ご自身のURLでなくてもどんなWEBサイトでも公開されていればチェックできます。公開前であればコードのコピペでチェックできます。

③テストが完了→チェック結果確認

有効(Googleが認識しているリッチリザルト)なタイプ、エラー、警告などが表示されます。

この結果が必ずしもWEBサイトの品質に関わるわけではありませんが、ライバル業者さんが多い、もっと閲覧数を高めたいなどWEBサイト改善の一つの指標にはできると思います。

くまWEBでは既存WEBページの修正も行います

警告が出ているなど気になるところがあれば、修正のご依頼を受けることができます。
お困りでしたら、くまWEBがスポットで修正しますので、お気軽にご相談ください。

↓↓
https://kumaweb-d.com/service/fixes/

3.リッチリザルトに対応させたい4つのページ例

① 商品ページのレビュー表示
ECサイトや飲食店サイト、書籍や映画、ゲームの評価サイトなら、レビューや評価を構造化データに加えることで検索結果にレビューの星★が出せます。ユーザーの信頼感がアップし、クリック率の向上に直結します。

構造化データを 10 万ページに追加した結果、構造化データを含むページでのクリック率が、構造化データのないページに比べ 25% 増加しました。ーーGoogle 検索における構造化データのマークアップの概要

クチコミ抜粋(Review、AggregateRating)の構造化データの書き方はGoogleの公式ページに掲載されています。ただ、書籍レビューなど、今後Googleが、検索結果ページをシンプル化させることを目的に、対応を終了させる計画があります。公式ブログで随時更新されていますのでブログもチェックください。

https://developers.google.com/search/blog/2025/06/simplifying-search-results?hl=ja

② FAQページ
よくある質問を構造化データでマークアップすると、検索結果に質問項目へのリンクが直接表示されます。読みたい内容が出てくるとユーザーとしては利便性が高まりますね。ユーザー目線で便利に作られているWEBサイトはSEO面でも効果が期待できます。

③ レシピサイト
レシピサイトではまず料理の画像、そしてレシピの中でもどんなカテゴリのレシピ(例:朝食、スムージー、スイーツ)が書かれているのかや作り方そのものが検索結果に出ると差別化につながります。ただ、レシピの内容が直接検索結果に表示されるより、カテゴリが出てくれたほうが訪問者さまが増えるのでいいですね。

レシピは競合が多いため、構造化データだけでなく、ページコンテンツを作るときにもカテゴリ名などページ構成をしっかり練り、検索結果表示を意識したページを作りたいですね。実際にGoogleでもレシピ内容そのものが検索結果に表示されるというよりは、カテゴリがピックアップされて表示されていることが多いように思います(2025年時点)。

④パンくずリスト
ページ構造を示すパンくずリストは訪問者さまに対する利便性でも、SEO対策でも重要です。どのWEBサイトにもパンくずリストはありますから、まず何から始めたらわからない方はパンくずリストの構造化データ対応から始めてはいかがでしょうか。ただこちらもレシピと同じで、どのようなページ名にするか、カテゴリ名にするかでクリック率は変わるはずです。どんなページ名を付けておくか計画立てて作ることが重要です。

4.リッチリザルトにこだわる必要はない

ここまでリッチリザルトについて解説しましたが、ページ数が多くなれば、構造化データの追加や変更・修正に非常にコストがかかります。上述しましたが、書籍レビューなどを検索結果表示から終了させていくと告知されているように、Googleもリッチリザルトについてシンプル化する方向へ動いています。

商品レビューページの星やレシピのカテゴリ名など、訪問者さまに役立つ表示にすることを目的としたコーディングは大切ですが、必要以上にこだわらなくても良いと考えます。そのようなページも、ショッピングサイトなどポータルサイトを利用すれば、サービスによりますが、自動的に構造化されたデータが組み込まれることもあります。

例えば、今はWEBページだけでなくYouTubeやInstagramなどSNSも同じページに表示されますし、地域性のある検索キーワードであればGoogleMAPも表示されます。

どのようなコンテンツをどこ(ご自身のWEBサイト以外にWEBサービスの活用も含めて)に載せるか、そしてそれらをリンクでどのように上手く連携させるかが大切だと思います。

どんなコンテンツが訪問者さまにとって有益かを考えつつ、すべて自社サイトで完結するのではなくGoogle検索に上手くシステムを合わせてくれているECサイト、WEBサービスの活用も一つの選択肢です。コストパフォーマンスや優先度を考えながら、Google検索の最適化を考えていただければと思います。

リッチリザルトテストは一つの指標になりますので、現状のWEBサイトを客観的に把握したい方は無料ですのでぜひ活用してみてください。

くまWEBではECサイトのコーディングも行います

Shopify、楽天GOLD、EC-CUBE、Makeshop、Futureshopなど、ECサイトのコーディングにも柔軟に対応しています。プラットフォームを利用するとSEO対策面でもメリットはありますので、ご検討ください。

https://kumaweb-d.com/service/ec/

5.まとめ

Googleのリッチリザルトテストは、テクニカルなチェックを無料で簡単にできる便利な診断ツールです。検索結果上での表示が拡張できれば訪問者さまにとっても便利になります。特にパンくずリストはどのWEBサイトでも同じような重要度ですので、最初の一歩としてはパンくずリストの最適化、改善から行ってみましょう!