皆さま、こんにちは。
運営するWEBサイトの検索順位をより上げていきたい、なかなか競合サイトの順位を抜けない、そんな課題感を抱えておられる方は、SEO対策をもっと強化したい、改善したいと日々考えておられると思います。
SEO対策は外部対策と内部対策に分かれますが、手をつけやすいのはご自身のWEBサイト内で完結する内部対策です。そのため、見直し、改善ならまずは内部対策がオススメです。
内部対策にもさまざまな方法があり、WEBサイトの表示スピードを早めたり、検索エンジンがより情報を読みやすいようHTMLコーディングにおける対策を行ったり、内部リンクを貼り巡らせたりと、有用とされるものはたくさんあります。
また、内部対策の強化で表示スピードが早くなったり、関連するページにリンクが付いたりすることは訪問者様の”便利さ”にもつながり、回遊性・滞在時間の長さも改善されてメリットが大きいと私どもは考えております。
■SEO対策に効果的な内部リンク施策とは
Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドにも「内部的なリンク」と記載がある通り、WEBサイト内の関連するページをリンクで結ぶことです。
ただ、実際にページとページをリンクでつなげようとしても、パンくずリストを作ったり記事下に関連記事を出したりといった一般的な対策をした後は、何をしたらよいかピンとこず、はかどらない作業でもあります。
そこで今回はどこからどういった形でリンクを貼るとよいかといった、実践的な内部リンクの貼り方について、7つご紹介します。
内部リンクの実践的な貼り方7選
- コンテンツ(記事)内からのリンクに注力する
- キーワードを入れ短く編集したテキストにリンクを貼る
- アクセスの多いページから関連するページにリンクを貼る
- リンクが集まっているページを調べて適切か確認する
- ページをグループにするようにカテゴリー名を決める
- まとめページ、まとめ記事をつくる
- ページの最後部には読後に必要なリンクを貼る
それでは一つひとつの項目を、詳しくご説明します。
(基礎的な内部リンクの説明にあたる内容については、別記事のSEO内部対策のポイントに書いています。また、WordPressをご利用の方は、WordPressプラグインを利用したSEO内部対策の記事もぜひご参照ください。)
1.コンテンツ(記事)内からのリンクに注力する
リンクを設置する場所は、ヘッダー、サイドバー、フッターなどさまざまな場所があります。ヘッダーやサイドバーなどはほぼ共通してすべてのページに入ることになるので、どのページへのリンクを付けるかは慎重にお考えになっていると思います。
気をつけて設置したいのは、各ページで変動するコンテンツ部分からのリンクです。以下の画像でいうと、赤く塗ったところがコンテンツ部分です。
このコンテンツ部分は毎ページ変動します。そのため、新しいページを作るごとにリンクを貼る作業が発生します。ついつい抜けがちになるので、気をつけて日々の更新作業の中に組み込みたいところです。
2.キーワードを入れ短く編集したテキストにリンクを貼る
リンクを付けるテキスト(アンカーテキスト)は、もっとも気をつけたい部分です。できるだけリンク先のページ内容がわかりやすいよう、編集したテキストにリンクを付けていきます。訪問者様にも検索エンジンにもわかりやすいリンクになります。
例えば、以下のようなタイトルが付いたページにリンクを貼りたいときは、少し文章が長いので編集して短くします。
<例1>
SEO内部対策が誰でもわかる基本の5ヶ条
↓
SEO内部対策の基本
<例2>
熊本観光で立ち寄りたい名所ランキングTOP20
↓
熊本名所ランキング
編集のポイントは以下の2つです。
★数語
★短いフレーズ
どういうキーワードで検索エンジンに拾ってもらいたいかを考えることになるので、アンカーリンクを考えるのも大変な作業になるのですが、Googleが推しているのでぜひ実施したいです。
また、ついつい急いでいると以下のようなアンカーテキストをつくってしまうことがあるので、SEO対策を強化したいというお気持ちがある方はお気をつけください。
・URLをコピペ
→URLには内容がないので検索エンジンも拾いづらい
・詳しい内容はこちら
→リンク先のページ内容がわからないので評価が上がらない
・SEO対策の基本を知りたい方は「SEO内部対策が誰でもわかる基本の5ヶ条」をご覧ください
→Googleが推奨している文字数と比べると長すぎる
3.アクセスの多いページから関連するページにリンクを貼る
アクセス(流入)が多いページから別のページへリンクを貼ると、他のページにも人が流れる可能性が高くなります。
参考:https://kumamoto.guide/spots/detail/210
人の流れができているページはGoogleの評価も高くなりますので、1つの人気ページにぶら下がる他のページの評価も上がることが期待できます。
4.リンクが集まっているページを調べて適切か確認する
内部リンクを次々と付ける作業をする中で、「どのページにリンクが集まっているか」も大切なチェックポイントです。
◆内部リンク数のチェック方法
Google Search Consoleにログインします。「サイドバー>リンク>上位のリンクされているページ」を確認します。
それらに次いで内部リンクの多いページが、”上位表示を狙っているページ、売上に直結するページ”であれば最適化されている状態です。
例えば、中古車販売のWEBサイトなら、トップページなどに次いで「中古車査定」や「出張買取」などのページが上位に来ているとよいのではないかと思います。
◆どんなページを上位表示させればよいか?
内部リンクが集まり上位に来ているページがSEO的に適切なのかどうか迷ったら、それらのページの内容と、キーワードツールで出現するワードをチェックすると実感しやすいです。
購入に近いお客様が検索しそうなキーワードをピックアップし、そのキーワードに沿っているページに内部リンクが集まっていればベストです。
5.ページをグループにするようにカテゴリー名を決める
WordPressなどCMSを活用していると自然と使うことになるカテゴリーページですが、内部リンク対策としても重要な存在です。
WEBサイト内に点在するページをカテゴリーでグルーピングしているイメージです。グループ化させることで、それぞれのページの結びつきが強くなります。
WEBメディアやコラム・ブログが充実しているWEBサイトなど、ページ数が多いサイトは、関連するページへのリンクを増やすと回遊性も高まります。
◆カテゴリー名にはキーワードを入れる
カテゴリー一覧のページは自然に内部リンクが集まりやすいので、検索エンジンで評価されやすいです。もしキーワード選定が甘かったと気づいたら、変更しましょう。
・数語
・短いフレーズ
カテゴリ名は短いほうがベストです。キーワードを2つつなげた程度におさめるとよいと思います。
◆カテゴリーページにもオリジナルコンテンツを
ただ記事を一覧で並べるより、オリジナルのデザインを入れたり、文章を入れたりすると、よりSEO効果が高まります。
ご予算があれば、カテゴリーページだけでもデザインとコーディングで改善を入れると全体が強化されると思います。
6.まとめページ、まとめ記事をつくる
カテゴリーページとは別に、いくつかのページをまとめて紹介するまとめページ/まとめ記事を作成するのも内部リンクの強化につながります。
参考:https://www.supersento.com/contents/2023.html
◆カテゴリーページとまとめページの使い分け
カテゴリーページはWEBサイトの立ち上げから最後までずっと活用するものなので、普遍的(ブランド名や地域名等)なキーワードを盛り込む。
まとめページは、トレンドや時系列でまとめることに適しています。関連するページが増えてきたと感じたときに、気軽に立ち上げてみるのはいかがでしょうか。
7.ページの最後部には読後に必要なリンクを貼る
ページをスクロールし終わったら、訪問者様は何らかのアクションを取ります。関連ページやお問い合わせページへ誘導する設計が多いですが、より長く滞在してもらうにはそのページごとに最適なリンクを出すことが最重要です。
WordPressで構築すると、手動とはいえ、ページの最後にリンクを付けられるよう管理画面をカスタマイズできます。
内部リンクの設定は手動も多くて大変な作業ではあるのですが、WEBサイトの改修も含めて改善を続けると効果が発揮されやすくなりますので、ぜひ手をつけやすいところから実践してみてください。
まとめ
内部リンク施策はWEBサイト運営者がコントロールしやすい部分です。気になるところから、少しずつ手を加えていってみてください。
また、内部リンクが充実すると訪問者様の滞在時間や閲覧ページの増加が期待できるため、検索エンジンに対して総合的に好影響が与えられます。
みなさんの検索順位向上に少しでもお役に立てていれば幸いです。