CTAの基礎知識と、CTAが設置できるWordPressプラグインについてまとめました。Webページで成果を上げるためにも、参考にしていただければと思います。
CTAの基礎知識
CTAの基礎知識から解説していきます。
CTAとは?
Webサイトを制作・運営するからには、何かしらの目的があるはずです。
わかりやすいところだと、ECサイトがあります。ECサイトの目的は、言われるまでもなく売上ですよね。商品やサービスを販売して、Webから収益を上げるのです。
オウンドメディアの場合はどうでしょうか?ブログなどの記事をたくさんのユーザーに呼んでもらい、SNSにシェアしてもらったり、見込み顧客につなげていくことが目的としてあるでしょう。
このように、Webサイトにはそれぞれ目的があるはず。CTAとはそのために必要な要素のことで、具体的にはユーザーに期待するアクションを取ってもらうための要素を指しています。
例えば、ECサイトの場合は購入ボタンがCTA要素になります。企業サイトの場合は、問い合わせボタンや資料のダウンロードリンクなどがCTA要素になります。
ボタンやリンク、バナーなどCTA要素にはさまざまなものがありますが、一貫しているのはユーザーの行動を喚起して、コンバージョンにつなげていくことです。
CTAで成果を出すためのポイント3つ
CTAについて確認できたところで、成果を出すためのポイントを3つご紹介します。少しでも成果が上げられるように、参考にしていただければと思います。
ベネフィットを明確にする
ベネフィットとは、ユーザーが得られるメリットのことです。
ユーザーはページの内容やボタンなどの要素を見て、CTAを押すことが自分にとってメリットがあるかを判断しています。メリットがないと判断すれば、CTAボタンやリンクを押してもらうことはできないでしょう。
CTA要素を設置する時はこの点を忘れず、ベネフィットを明確にしてください。CTAを押せばどんなメリットが得られるのか、わかりやすく、数字を使うなどして具体的にしましょう。
いつでも押してもらえるように工夫する
CTAボタンは一般的に、ページの下部(フッターの上)に設置されていることが多いです。しかし、ページの下部に1つ設置しただけでは足りないと言えます。
例えば、ページを読んでいる途中で、ユーザーが行動を起こす気になってくれたとしましょう。しかし、スクリーンにはCTA要素は表示されていません。ページの下部までスクロールしなければ、CTA要素が現れないのです。これはユーザーにとってはとても面倒なので、行動を起こさずに離脱してしまう可能性が高いのです。
解決策としては、いつでも押してもらえる場所にCTA要素を設置することです。ページの下部にstickyな要素として配置したり、LPのように縦に長いページでは途中途中にいくつかのCTAを設置していくのです。
A/Bテストを行う
CTAは一度設置して終わりではなく、継続的に改善していくべきです。ちょっとした文言や配色の違いでも、大きくコンバージョンに影響してくることも少なくないからです。
おすすめなのが、A/Bテストです。同じ内容のCTA要素を2種類用意して、任意の割合で出し分け、最適なデザインを選んでいくのです。A/Bテストについては下の記事で解説していますので、併せて参考にしていただければと思います。
CTAが設置できるWordPressプラグイン5選
CTAの基礎知識について解説してきました。WordPressにはCTA関連のプラグインが多くありますので、利用しない手はないと言えます。
CTAの作成や設置だけでなく、コンバージョン率が測定できたり、A/Bテストが実施できるプラグインもあります。積極的に導入していきましょう。
WordPress Calls to Action
» WordPress Calls to Action — WordPress Plugins
CTA系のプラグインの中では、おそらく最も有名なプラグインです。残念なことに日本語化はされていないのですが、日本語で使い方を解説してあるブログ記事は多いです。
CTA要素を作成して設置をするだけではなく、コンバージョン率を追跡したり、A/Bテストを行ったりすることもできます。使い方も難しくはないので、CTAにはじめて取り組む方にもおすすめのプラグインです。
Contact Forms & Website Analytics by HubSpot (formerly Leadin)
» Contact Forms & Website Analytics by HubSpot (formerly Leadin) — WordPress Plugins
HubSpotが提供しているCTAプラグインで、リード(見込み顧客)を獲得するための登録フォームを設置することができます。
フォームのカスタムや設置場所の指定だけでなく、フォームからどれだけのコンバージョンが得られたか、データで確認することも可能です。フォームから登録を行ったユーザーを一覧形式で確認することもできます。
Call-To-Action Bar
» Call-To-Action Bar — WordPress Plugins
ページ上部(ヘッダー部分)にCTA要素が設置できるプラグインです。スクロールをしても追従してついてくるので、いつでもユーザーにアクションを取ってもらうことができるようになります。
テキストとボタンを表示することができ、バーの背景色やテキストのカラーなどを変更することができます。シンプルですが使いどころは案外多いでしょう。
WPi Designer Button
» WPi Designer Button — WordPress Plugins
WPi Designer Buttonは、CTAボタンの作成ができるプラグインです。CTAボタンだけでなく、SNSシェアボタンやポップアップ形式のボタンなど、さまざまなボタンを作ることができます。
ボタン作成専門のプラグインということもあって、デザインにこだわったCTA要素を作ることができるでしょう。テンプレートもプリセットとして用意されています。
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Facebookのいいねボタンが設置できるプラグインです。ブログなど、SNSでの拡散をしたいメディアには役に立ってくれるでしょう。和製のプラグインで、デザインもよく見慣れたものになっています。
あとがき
CTAの基礎知識とWordPressプラグインについてまとめて解説をしました。CTA要素を上手に使うことが、Web施策の成否を握っていると言っても過言ではありません。ご紹介したプラグインを活用して、成果につなげていっていただければと思います。