最近、海外のSEO系のマーケターさんや分析者さんが使っているとしてSNSやIT系の記事で取り上げられることが多く評判になっているSEOツールがあります。
その「Screaming Frog(スクリーミングフロッグ)」はイギリスの企業が開発しているソフトウェアで、WEBサイトをクロールし、SEOに関連する情報を一覧にするのが主な機能です。
無料版もあって使い勝手は良いのですが、日本語化されていないため国内ではあまり浸透していないツールでもあります。けれど機能は優秀ですし、SEOの専門用語がわかればそれほど利用は難しくないので、ぜひ今回の記事で利用方法を確認し、使っていただければと思います。
■無料版と有料版の違い
公式ページの[Free Vs paid]をクリックすると機能比較表へリンクします。
これが自社サイトだけでなく他社サイトでもチェックできるので、どういう設定にしているのかな?と解析、分析することができるのが便利なところです。
【画面の項目】
画面上部のタブをクリックしていくと、それぞれ項目の詳細が見られます。
URLがズラッと並ぶリスト形式、階層がわかる形式、ファイルの種類ごとなど、見え方や絞り込みも変えながら必要な情報を見ていけます。
基本的にはSEOの用語とそれに必要な要素しか出てこないので、表示が英語になっているとはいえ、SEOに興味をお持ちの皆さまであれば特に問題なく意味を理解しながら使いこなせると思います。
主な機能の中から、これは見ておきたい、というものを3つピックアップします。
3.Screaming Frogの機能で使いたいもの①ページタイトルの文字数
各ページに書かれたタイトルの文字数も一覧で見られます。
SEO的に最適な文字数は30文字といわれているので、その文字数前後で設定できているか一度に確認できます。これをページごとに1つひとつ見ていくとなると大変なので、ぜひツールを使いたい部分ですね。
タブ[Page Titles]をクリックすると、各ページに付けられたタイトルが一覧になります。文字数が右に出ているので、ソートすると長いものから(もしくは短いものから)見ることができます。
あまりに長いものや短いもの、適切な文字数になっていないものなどのチェックを一気に済ますことができます。例えばライターさんに記事をWordPressへ入稿してもらっているときは、各ページタイトルの文字数まで確認しきれていないかもしれません。投稿してもらった記事が多くても一覧になるので、どの記事のタイトルを直せばよいかが一目瞭然です。
4.Screaming Frogの機能で使いたいもの②画像URLとaltチェック
画像だけを抽出して、それぞれのURL、alt設定がツール内から確認できます。
低品質コンテンツ(文字数が少ないページ)は検索エンジンからマイナス評価を得てしまうことがありますので、あまりに文字数が少ないページは改善したり、クロールさせないように設定したりすることで、WEBサイトの質を高めてける、といえます。
無料版でもScreaming Frogに紹介しきれないほどの機能があります。
触ってみると、発見がたくさんありますので、ぜひ活用してみてください。
まとめ
SEOチェックができるツールはたくさんありますが、1つでこれほど多くのチェックができるものはなく、その機能性がScreaming Frogの評判につながっているのだと感じます。
無料版でこれだけの機能を使えるようにしてくれていることからも良心的で、導入しやすいソフトウェアだと思います。操作もシンプルでわかりやすいので、インストールしてその便利さを体感してみてください。