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クラウド型のプロジェクト管理ツールまとめ

クラウド型のプロジェクト管理ツールを5つ取り上げてご紹介します。プロジェクト管理に取り組む予定の方や、現状のプロジェクト管理を改善していきたい方に参考にしていただければと思います。

プロジェクト管理の基礎知識

本題に入る前に、プロジェクト管理が必要な理由などの基礎知識について解説します。

なぜプロジェクト管理が必要なのか?

Web開発などのIT分野では、プロジェクト形式でチームをつくることが多いです。案件の内容によって、必要とされるリソースが集めるのです。要求される職種もさまざまで、リーダーやディレクター、エンジニア、デザイナーなど多岐に渡ります。さらに協力会社や外注先、派遣などさまざまな関係者が出てきます。

プロジェクトを進める時は、メンバーの進捗を管理したり、タスクを割り振ったりするでしょう。その他にも、予算管理やスケジュール調整などの多様な仕事に対応することが必要です。

プロジェクト管理とは、こういった仕事を管理して、プロジェクトを円滑に進めるための方法のことを言います。プロジェクト管理に取り組むことで、制作をスムーズに進めたり、要求通りの成果物を出すことが出来るようになるでしょう。

プロジェクト管理にはツールを使おう

上で解説をしたように、プロジェクト管理にはさまざまな仕事があります。それらを手作業で行うのは非効率で、一般的にプロジェクト管理専用のツールを利用します。

プロジェクト管理用のツールとしては、PCにダウンロードして使うインストール型やクラウドタイプのもの、タブレットやスマホなどのモバイル端末から使うアプリなどさまざまです。

クラウド型のメリットとは?

本稿では、ブラウザから使うクラウド型のツールに絞って話を進めていきます。クラウド型だからこそ得られるメリットも多く、プロジェクト管理との相性も良いのです。クラウド型のツールにおける主なメリットをリストアップしておきましょう。

  • 端末や場所を選ばずに使える
  • インストールの必要がない
  • 導入が簡単でスピーディにできる
  • アップデートや機能追加が自動で行われる
  • 自前で機材や設備を整える必要がない

セキュリティ面に配慮する必要があるなど、クラウド型のサービスを使う場合の注意点もあります。しかし、それを大きく超えるメリットがあることもまた事実。取るべき対策はしっかりと取りつつ、活用していくようにしましょう。

クラウド型のプロジェクト管理ツール5選

クラウド型のプロジェクト管理ツールについてご紹介していきます。各ツールの特徴もまとめてあるので、ツール選びの参考にしていただければと思います。それでは、プロジェクト管理ツールについて見ていきましょう。

Redmine

Redmine

» Redmine.JP — Redmine日本語情報サイト

Redmineはプロジェクト管理ツールの中でも特に有名です。オープンソースなので、無料で使うことができます。

Redmineには、タスク管理やスケジュール管理など、プロジェクト管理に必要な機能が一通り揃っています。タスク管理ではチケットとして管理をするのですが、一覧形式だけではなくガントチャートやロードマップといった表示でも確認が出来ます。

SubversionやGitなどのバージョン管理サービスとも連携できますし、情報をストックして共有できるウィキも備えています。

Trello

Trello

» Trello

Trelloはタスク管理のためのツールです。海外のツールなのですが、日本語にも対応しています。基本的な機能は無料で使うことができ、スマホアプリもリリースされています。

Trelloはいわゆるカンバン方式の仕組みを採用していて、タスクをカードに書き、それらをリストにして管理をしていきます。カードには、タスクの内容のほかにも画像やドキュメントなどを添付することもできます。

TrelloはいまIT業界を中心に大人気のツールなので、連携できるサービスも数多いです。チャットツールのSlackとも連携できますし、便利なChromeエクステンションもいろいろとあります。

Wrike

Wrike

» Wrike – プロジェクト管理

Wrikeはアメリカの企業が提供しているプロジェクト管理ツールで、大企業における導入実績も多いツールです。ユーザー数が5人までのFreeプランのほか、ユーザー数や機能によって複数のプランが提供されています。

Wrikeはプロジェクト管理の中でも、タスク管理に特化したツールです。ダッシュボード形式のUIになっていて、タスクの状況がリアルタイムに、かつ一目で確認することができます。レポート作成・出力も簡単にできるので、進捗管理などプロジェクトの状況を共有するときにも役立つでしょう。

なお、Wrikeはセキュリティにも配慮されたツールです。クラウドを使う際の懸念点でもあるので、暗号化などのセキュリティ機能など、安全面に力が入れられていることはこころ強いですね。

Brabio

Brabio

» ガントチャート,プロジェクト管理,スケジュール表がサクサク作れる。チャート作成がカンタンに共有!しかもフリー タスク管理にも

Brabioはクラウド型のプロジェクト管理ツールです。

プロジェクト管理ではガントチャートを使うことが多いです。ガントチャートは非常に役に立つのですが、手作業で作るとなるとかなりの労力を必要とします。Excelのマクロを使う手もありますが、ファイルの管理やプログラム修正が必要なことを考えるとかなりの手間になるでしょう。

Brabioは簡単にガントチャートが作れることが最大のウリです。今まで労力が必要だったガントチャートの作成・管理の手間を減らしてくれることでしょう。なお、作成したガントチャートはExcelなどの形式で出力することも可能です。

Brabioは、ユーザー数が5人までであれば無料で使うことができます。ただし、無料プランでは作成できるプロジェクト数やタスク数などにも制限があります。本格的に導入をするのであれば、有料のプランを検討した方がいいでしょう。

Flow

Flow

» Flow – Project and Task Management Software for Teams

クラウド型のプロジェクト管理ツールです。海外のツールで日本語には対応していないのですが、デザインがシンプルなので問題ないでしょう。

連携可能なサービスも多く、クラウドストレージサービスのDropboxや、ドキュメントやスプレッドシートなどが使えるGoogleドライブなど大手サービスに対応しています。

料金プランはユーザー数によって変わり、最小で3人までのStarterプランから50人までのCorporateプランなどが用意されています。トライアルもあるので、まずは試してみることをおすすめします。

あとがき

クラウド型のプロジェクト管理ツールを5つご紹介しました。どれも評価の高い使いやすいツールなのですが、機能面や操作性などの違いがあります。案件の内容やプロジェクトメンバーのスキルに合わせて、最適なプロジェクト管理ツールを採用していくといいでしょう。