「WordPressのメリットって何?」と思う方も多いのではないでしょうか?
「WordPress」という名前はよく耳にしても、メリットはわかりにくいですよね。
そこで今回は、他の方法でWEbサイトを運用する場合と比較して、WordPressの魅力を紹介します。
また、WordPressを運営するのに必要なモノも紹介するので、せひ参考にしてください。
WordPressを導入するメリット
まず最初に思うのが「WordPressを導入するメリット」ですよね。
今まで静的なサイトを運営していた方や他のサービスを利用している方にとっては、WordPressに移行させるという手間も掛かります。
ここでは、静的なサイトと比較した場合と他のサービスを利用した場合の比較を紹介します。
静的なサイトとWordPressとの比較
まず、最初に比較するのが静的なサイトとWordPressとの比較です。
どちらもWEBサイトであることには変わりませんが、大きく違うのは、コンテンツ管理のしやすさや高度な機能を追加できるところです。
WordPressは動的なサイトになり、1つのCMSでもあります。
CMSを簡単に説明するとコンテンツ管理をしやすくするためのツールです。
WordPressを導入する場合、更新作業やコンテンツ管理がとても楽になります。
ブログを運営している場合を例に挙げて説明します。
HTMLファイルやCSSファイルで作成されたWEBサイトの場合、記事を更新するためにはこのような作業が必要です。
1.新しいHTMLファイルを作成してコードや文章の内容を記述する
2.作成したHTMLファイルをサーバーにアップロードする
3.作成したHTMLファイルに飛ばせるようにリンクを設定する
このように、静的なWEBサイトの場合、3つの手順が必要です。
しかし、WordPressの場合このような手順で新しい記事を更新できます。
1.WordPressの管理画面にアクセスして文章を執筆する
このように、WordPressの場合はたった1つの手順だけでコンテンツを更新できます。
継続的にブログ記事などのコンテンツ作成する場合は、WordPressを導入するのがおすすめです。
静的なWEBサイトからWordPressに移行するメリットはそれだけではありません。
静的なWEBサイトでは実装できない高度な機能を実装することも可能です。
静的なWEBサイトの多くはデータベースを使用しておらず、データの保存や受け渡しをすることは難しいです。
WordPressの場合はデータベースを使用しているので、ログイン機能なども実装できます。
ログイン機能を実装することで、会員サイトなどもつくることも可能です。
また、それ以外にも「ページ内の検索機能」「人気記事の表示機能」などもできます。
WordPressは、コンテンツ管理を簡単にするだけでなく様々な機能を簡単に実装できるのがメリットです。
他のサービスとWordPressとの比較
次に何かのサービスを利用したWEBサイトを運営している場合とWordPressの比較について説明します。
WEBサイトを運営するサービスとして多いのが以下のサービスです。
・JIMDO
・WIX
・アメーバブログ
・はてなブログ
・ライブドアブログ
「JIMDO」や「WIX」はホームページを公開するためのサービスです。
「アメーバブログ」「はてなブログ」「ライブドアブログ」などはブログを公開するためのサービスです。
これらのサービスを利用するメリット・デメリットはこのようになっています。
メリット | デメリット |
簡単にWEBサイトが公開できる 有料プランにすればサポートが付いている |
無料プランだと制限が多い 突然サービスが終了するリスクがある サービスを利用する費用が発生する カスタマイズに限界がある 利用規約に反すると強制的にWEBサイトを閉鎖されることがある |
メリット・デメリットを順番に説明します。
メリット
まずはメリットから紹介します。
簡単にWEBサイトが公開できる
特定のサービスを利用する1番のメリットは、初心者も簡単にWEBサイトが公開できるところです。
WordPressやサーバーの知識がなくてもWEBサイトを公開することができます。
有料プランにすればサポートが付いている
これらのサービスの多くは無料プランと有料プランの2種類があります。
JIMDOなどは有料プランにするとサポートしてもらうことが可能です。
なので、サービスの使い方やWEBサイトのレイアウトなどを変更したいときは、一人で悩む必要がなくなります。
デメリット
次にデメリットについて紹介します。
無料プランだと制限が多い
これらのサービスは、WEBサイトを簡単に公開できる便利なサービスです。
しかし、無料プランで利用する場合、このような制限やデメリットがあります。
・独自のドメインが設定できない
・SSLに対応していない
・スマートフォンにレイアウトが対応していない
・広告が自動的に表示される
「お店のWEBサイトを公開したい」「公式サイトを公開したい」といいう方でこのようなサービスを利用する場合、有料プランに方がほとんどです。
なぜなら、公式サイトなどで自分の知らない広告が勝手に表示されていたらカッコ悪いですし、見ているユーザーも困惑しますよね。
このように無料プランだと公式サイトなどに適さないのがデメリットです。
WordPressでWEBサイトを運用する場合、広告が勝手に表示されるようなことはありません。
突然サービスが終了するリスクがある
これらのサービスを利用する最大のリスクがサービスの停止です。
サービス停止になった場合、WEBサイトを存続させることは難しくなります。
自分でデータをWordPressに移行させるなどの対応をすれば存続させることは可能ですが、それには知識も必要ですし時間も掛かります。
最初からWordPressでWEBサイトを運用していれば、このような事態を防ぐことが可能です。
サービスを利用する費用が発生する
これらのサービスで有料プランを利用すると、自分でWordPressを運用するよりも費用がかかることが多いです。
例えば、WordPressで自分のWEBサイトを運用する場合、必要となる費用はドメイン代とサーバー代だけです。
ドメイン代は取得するドメインによって違いますが、おおよそ年間500円〜2,000円程度で取得できます。
また、サーバー代も契約するサーバー会社やスペックによって違いますが、おおよそ月間1,000円〜3,000円程度で利用できます。
契約する有料プランによりますが、多くはこれら以上の費用が発生する可能性が高いです。
また、安く有料プランを契約できたとしても、それに相当するスペックを自分でWordPressですることで、有料プランの料金よりも安くなることが多いです。
カスタマイズに限界がある
これらのサービスは簡単にWEBサイトが公開できるのがメリットです。
しかし、その反面カスタマイズに限界があります。
例えば、「トップ画面に動画を表示する」「クリックすると動作するアニメーションを実装する」などをしたい場合、これらのサービスでは難しいです。
WordPressの場合は、コードを書くことで自由にカスタマイズできます。
つまり、自分の思うようにレイアウトやデザインを変更できるのがWordPressのメリットです。
「デザインは特にこだわりたい」という方は、WordPressを利用するのがおすすめ。
利用規約に反すると強制的にWEBサイトを閉鎖されることがある
常に気をつけなければならないのが、「利用規約」です。
「ちゃんとお金を払っていれば、サービスを停止されることなんてないでしょ…」と思っている方もいるでしょう。
それは大きな間違いで、料金を払っていても利用規約を違反してればWEBサイトを消されることもあります。
利用規約は使用するサービスによって違いますが、多いのはこのような内容です。
・アダルト
・アルコール
・ドラック
・ギャンブル
また、運営側が「不適切」と判断した場合も強制的にWEBサイトが停止されることもあります。
自分でWordPressを運用する場合は、上記のような内容であってもWEBサイトが強制的に閉鎖されることはありません。
(もちろん、法律に抵触している内容はNGです。)
このように、利用規約などを気にせず自分の好きな内容を掲載できるのがWordPressのメリットです。
「WEBサイトを長くじっくりと運用したい」という方には、WordPressがおすすめ。
WordPressに必要なモノ
初心者の方におすすめなのが、「ムームードメイン」です。
トップページを見てもらうとわかるように、サイト全体が可愛いデザインになっており使いやすさも抜群です。
他のドメイン取得サービスと比べると料金はほんの少しだけ高いですが、ほとんどかわりません。
トップページに表示されている検索ボックスに取得したいドメインを入力して検索すればOKです。
ムームードメイン公式URL:https://muumuu-domain.com/
お名前.com
業界最安水準で提供しているのが、「お名前.com」です。
「とにかく安くドメインが欲しい」という方におすすめのサービスです。
ただし、少し管理画面が使いにくいので初心者の方は困惑してしまうかもしれません。
管理画面に馴れれば快適に利用できるので、安心してください。
お名前.com公式URL:https://www.onamae.com/
サーバー
ドメインを取得したら、サーバーを契約しましょう。
サーバーを選ぶ基準は、主に以下の2つです。
・管理画面の使いやすさ
・WordPressの自動インストール
この2つの基準を満たしているおすすめのサーバーを2つ紹介します。
サクラサーバー
サーバーの老舗サービスといえば、サクラサーバーです。
WordPressが使える最安値のプランの場合、515円(スタンダードプラン)で利用できます。
スタンダードプランは、このようなサービス内容になっています。
・容量100GB
・独自ドメイン
・1日の転送量80GB
・マルチドメイン100個
・WordPress使用可能
・SSL対応
・PHPモジュールモード
安くて高機能なサービスを利用できるのがサクラサーバーのメリットです。
サクラサーバー公式URL:https://www.sakura.ne.jp/
エックスサーバー
サーバーを提供しているサイトの中で、管理画面が1番使いやすいのがエックスサーバーです。
「サーバーを利用するのが初めてで、本当に使えるのか不安…」という方におすすめです。
また、優れているのは管理画面お使いやすさだけではありません。
サーバーもとても高機能でx10プランは月額980円でこのような機能になっています。
・容量200GB
・独自ドメイン
・MYSQLのデータベース50個
・無料メールサポート
・無料電話サポート
・PHP5/PHP7の利用
エックスサーバー公式URL:https://www.xserver.ne.jp/
テーマ
最後にWordPressを運営する上で必要なのが、テーマです。
テーマとは、WEBサイトのデザインやレイアウトになる部分です。
テーマを利用する方法は大きく分けて2つになります。
「オリジナルテーマを利用する方法」と「既存のテーマを利用する方法」です。
テーマは、いつでも何度でも変更することが可能で、変更するのもとても簡単にできます。
2つの方法を順番に説明します。
オリジナルテーマを利用する方法
オリジナルテーマを利用する場合は、自分でコーディングやプログラミングをすることが必要です。
コーディングやプログラミングの知識のない方は業者に依頼して制作してもらう方法もあります。
オリジナルテーマを利用するメリットは、好きなデザインに仕上げることが可能なところです。
デザインや機能にこだわりたい方は、オリジナルテーマを利用するのがおすすめ。
既存のテーマを利用する方法
次は既存テーマを利用する方法です。
既存テーマは、すでにデザインされたモノを使用します。
もちろん、デザインの一部を変更することも可能です。
しかし、根本的なデザインの変更は難しく、100%自分好みのデザインを実装するのは難しいです。
既存テーマを利用するメリットは、以下の2つです。
・すぐにWEBサイトを公開できる
・テーマ作成に掛かる費用が安いもしくは無料
既存テーマを利用するデメリットは2つです。
・自分のしたいデザインを100%再現できない
・似たようなデザインをしているサイトが他にもある
「デザインは特にこだわらないけど、安くてすぐにWEBサイトを公開したい」という方には既存テーマを利用するのがおすすめです。
また、「WordPressのデザインを安く済ませたいけど、デザインにもこだわりたい」という方におすすめなのが、既存テーマを使ったデザインの修正を業者に依頼する方法です。
依頼する業者にもよりますが、既存テーマをベースにデザイン修正をした場合、比較的安く修正できることが多いです。
業者によってはそのような案件を受け付けていないところもありますので、期になった方は1度確認してみるのがおすすめ。
また、既存テーマには無料で利用できるモノと有料で利用できるモノの2種類があります。
今回は、無料と有料のジャンルに分けておすすめのテーマを紹介します。
おすすめの無料テーマ
まずはおすすめの無料テーマから紹介します。
Xeory
「バズ部」というコンテンツマーケティングのコンサルなどをしている会社が提供しているテーマです。
SEO対策はバッチリで、記事が読みやすいデザインになっているのが特徴。
「コンテンツが読みやすいデザインにしたい」という方におすすめです。
XeoryデモサイトURL:https://xeory.jp/base/
XeoryダウンロードURL:https://xeory.jp/template/xeory-base/
Sydney
海外風のおしゃれなコーポレートサイトを運営したいなら、Sydneyがおすすめです。
様々なアニメーションなども実装されており、動きのあるデザインが特徴です。
トップページの情報量が多いので、トップページで色々な情報を伝えたい方におすすめ。
SydneyデモサイトURL:https://demo.athemes.com/sydney/
SydneyダウンロードURL:https://athemes.com/theme/sydney/
Fukasawa
商品などのを大きく表示させてアピールしたい方におすすめなのが、Fukasawaです。
ハンドメイド商品や独自の商品を販売している方におすすめのテーマになります。
白を基調をとしたシンプルなデザインで、伝えたい情報だけが伝えるようなデザインになっています。
FukasawaデモサイトURL:http://www.andersnoren.se/themes/fukasawa/
FukasawaダウンロードURL:http://www.andersnoren.se/teman/fukasawa-wordpress-theme/
Auberge
飲食店を経営している方におすすめなのが、Aubergeです。
デモサイトを見てもわかるように、飲食店向けのテーマになっています。
AubergeデモサイトURL:https://themedemos.webmandesign.eu/auberge/
AubergeダウンロードURL:https://wordpress.org/themes/auberge/
おすすめの有料テーマ
こここからはおすすめの有料テーマを紹介します。
Pantomime
instagramのような写真をメインにしたおしゃれなデザインなのが、Pantomimeです。
「写真をメインにしたい」と考えている方におすすめ。
価格は9,999円です。
PantomimeデモサイトURL:https://demo-wp.com/pantomime/
PantomimeダウンロードURL:https://minimalwp.com/14176/
OOPS!
モバイルファーストでおすすめしたいのが、OOPS!です。
WordPressのテーマ販売で有名なTCDが販売しているテーマになります。
1番特徴はスマホで見たときの美しさです。
フッターメニューを表示させることもできます。
価格は19,800円です。
OOPS!デモサイトURL:https://design-plus1.com/tcd-w/tcd048
OOPS!ダウンロードURL:http://tcdwp.info/tcd048/
ストーク
「おしゃれなブログを作りたい」という方におすすめなのが、ストークです。
多くのブロガーも使っており、使いやすさに定評のあるテーマです。
トップにはスライドする部分もあり、見ていて飽きないようなつくりになっています。
ただ少し表示速度が遅いのが難点です。
ストークデモサイトURL:http://demo-stork.open-cage.com/
ストークダウンロードURL:https://open-cage.com/stork/
ドメイン・サーバー・テーマがあればWordPressでWEBサイトを運用することが可能です。
既存の無料テーマを使ってWEBサイトを始める場合、初期投資は約2,000円以下で始めることもできます。
お問い合わせフォーム
MW WP form
無料で使える高機能なお問い合わせフォームといえば、MW WP formです。
確認画面・バリデーション・メールの自動返信など設定できる機能が豊富にあります。
Contact Form 7と比べると少し設定は難しいですが、機能性は抜群です。
MW WP form公式URL:https://ja.wordpress.org/plugins/mw-wp-form/
まとめ
いかがでしたか?
今回は、WordPressのメリットや必要なモノを紹介しました。
「WordPressは難しい」と思われることが多いですが、実はとても簡単にWEBサイトを運営することができます。
長期的にWEBサイトを運用するなら、 WordPressがおすすめですよ。