「Googleの検索結果ページに自サイトを目立つように表示させたい」
「検索結果ページで目次や写真が出ているWEBサイトの設定が知りたい」
「なぜ検索結果の表示がWEBサイトごとに違うのか気になっている」
ほとんどの方が目にしたことのあるGoogle検索結果の表示ページ。最近はただ順番にWEBサイトへのリンクが貼られるだけでなく、写真や動画が出たり、特定のサイトが大きく表示されたりして、ずいぶんと見せ方が変わってきています。そのような表示方法を知りたい、自分もやってみたいと思う方も多くいらっしゃるでしょう。この記事では、そんな方々のお役に少しでも立てるようなSEOに関係する情報をお伝えしていきます。
さて、検索エンジンからWEBサイトへ人を戦略的に呼んでくるには、ただ魅力的なコンテンツをコツコツと地道につくるだけでなく「SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)対策」に取り組む必要があります。
検索エンジンから訪問者さまにたくさん来てもらいたい…、そのような想いをお持ちの方がほとんどのはずです。その想いを叶えるためには、それぞれのWEBサイトをより魅力的にするためのデザインやコンテンツづくりだけでなく、検索エンジンの検索結果ページで自サイトをどう見せるかも意識しながら制作する必要があります。
このように、リンク以外にも装飾が施された検索結果ページが出現することも。検索結果ページのデザインも随分と変わってきているのです。もちろん検索するワードによっては昔ながらの文字ばかりの検索結果となる場合もあります。検索するワード・内容によって、見せ方をGoogleが変えてきています。
Googleだけでなく検索エンジンにもBingを始めとする複数のサービスがありますし、さらに結果ページのデザインは日々変わるものです。また、パソコンから見えるデザインとスマホから見えるデザインにも違いがあります。
ただ、基本的にやっておくべき対策というものははっきりしていますので、今回は基礎対策に則したいくつかの方法をご紹介していきます。特に<Googleの検索結果ページの表示を最適化>したいと考える方に適したプラグインの紹介です。
きちんと対策すれば、検索結果ページも自分たちの見せたいようにデザインできます。ぜひ参考になさって実践してください。
1.はじめに:検索の見え方についてGoogleがヘルプを出している
まず、検索エンジンGoogleからは検索結果ページのデザイン(見え方)について、公式からヘルプページという形で情報が出ています。
「できることはすべてやっておきたい」と考えておられる方は、ぜひこのページをお読みください。効果的なタイトルの付け方や、コーディングの方法までも、Googleが公式な見解を出してくださっています。
ただ、少々専門的で難しい言葉で書かれているのも事実です。
以下に主に対策をしておくべきもの3つを優先的に取り上げ、簡単で詳しい解説をしていきますので、参考になさってください。
2.検索結果に評価の★が付けられる「All In One Schema Rich Snippets」
ホテルや家電のクチコミレビューを検索しているときによく見つかるのが、検索結果ページに表示された★(星)です。
大手のWEBサイトページだから表示されているのかな?と思いますが、これはWordPressのプラグイン「All In One Schema Rich Snippets」を使えばすぐに実現できます。
https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-schemaorg-rich-snippets/
■無料
■英語
検索結果ページに星が出ると、すごく目立ちます。
星があるだけでクリック率は格段に変化があると思いますので、ぜひ付けたい機能です。
・商品(アイテム)評価
・イベント評価
・レシピ評価
など項目があり、ページ内容に合わせて選ぶことができます。
もちろん、他社製品やサービスのレビューだけでなく、自社のものの評価を付けて星で表すこともできます。
居酒屋ミライザカさんでは、お店に投票するというの形で評価を付けて検索結果ページに表示させています。実店舗があるのであれば、このような使い方も良さそうです!
設定方法はプラグインを使えば簡単です。
まずプラグインをインストールし、初期設定をします。
「サイドメニュー>Rich Snippets>configuration」と進むと管理画面が出てきます。
記載できる項目が一覧になって出てきます。
最初は英語表記ですので、日本語に変えるなど、お好きな表記に変更できます。
例)
◆Rich Snippet Title:お客様の声、クチコミ評価、オススメ度
◆Reviewer:レビューした人、クチコミ者、評価者
このようにページ内容に合わせた表記に変更してください。
これはGoogleには表示されませんが、このプラグインに備わった機能です。せっかくですのでわかりやすいものを付けておいてください。
初期設定が終われば、記事下に表示される欄からすぐに評価を書き込めるようになります。
書き込みが終われば、あとはGoogleが検索結果ページに表示してくれるのを待つだけです。これがいつ反映されるかはわからないので、設定を終えたら気長に待つこととなります。
3.ページ内リンクを付ける「Table of Contents Plus」
検索結果ページは、原則として”1つのWEBサイトの中の1ページへ”。
つまりWEBサイトにどれだけたくさんのページがあっても、その中から1ページが選ばれてリンクされるのですが、検索ワードによってはいくつものリンクが付くことがあります。
このように1つのページが表示されて、その下にそのページ内のリンクがいくつも付く場合があります(付き方、見え方はいろいろです)。これは1位や2位といった最上位のページ以外でも、個人の作成したWEBページでも、適切な表記をしておけばGoogleが拾い上げさえすればリンクが付きます。クリック率が格段に上がりますので、絶対表示させたいところです。
この表示をさせるためには記事内にリンクを付けていく必要があるので、WordPressプラグイン「Table of Contents Plus」を使います。
どうやってリンクが付くのかというと、<h2>など見出しのタグを読み出して、自動でリンク付きの目次を記事内に生成してくれます。この導線がGoogleに届くと、検索結果ページ内にメインページへのリンク以外のリンクが付くことになります。
■無料
■日本語対応
プラグインをインストール、有効化したら初期設定をします。
日本語なので直感的に設定できます。
記事のどの場所に目次を挿入するか、どのページに目次をつくるかなどを設定します。これは皆様のWEBサイトの構成に合わせて、お好きに設定してください。効果には変わりありませんので、WEBサイトへの訪問者様が見やすいように設定してください。
いろいろなWEBサイトで、このような目次を見かけることがあると思います。そのページ内に書かれていることを訪問者様に伝える役割だけでなく、Googleの検索結果ページにリンクを表示させるための準備でもあるのです。
もしページデザイン的に目次を表示させるのが難しいときは、折りたたんだ状態でコンパクトに表示させる設定にしておき、読みたい訪問者様が自分で開くような形にしておくと、かなりサイズを小さくできます。
設定は非常に簡単なのですが、まず記事内に見出しがきちんと付いていないと、この機能がうまく使えません。そのため、導入する際には過去記事もさかのぼり、見出しのタイトルが適切に付いているか確認をすることをオススメします。
4.タイトルやサイト名の表示方法を操れる「Yoast SEO」
星やリンク以外にも、大事な点があります。
WEBサイトのタイトルやページ名の表示方法です。
実は調べてみると、この表示方法がWEBサイトそれぞれに特徴があることがわかります。ベーシックな表示は【ページタイトル+サイト名】なのですが、検索エンジンを利用する方々がわかりやすいよう工夫を凝らしているのが見て取れます。
皆さんのWEBサイトも、ぜひ最適な見せ方に直してみませんか。
WordPressのプラグインを使えば、難しいタグを触らなくても直せます。
今回活用するのはプラグイン「Yoast SEO」です。
■無料
■日本語対応
このプラグインのいいところは、項目に「検索の見え方」という特化したものがあるところです。設定する私たちからすると、とてもわかりやすく、WEBサイト制作に慣れていない方でも直感的に設定ができます。
インストール、有効化し、「サイドメニュー>SEO>検索での見え方」と進みます。
タイトルの区切りをどうするか、タイトルの並べ方をどうするか、投稿者の名前を検索結果に表示するかどうか、404ページは…など、幅広い項目の設定ができます。本当にシンプルで、わかりやすい管理画面です!
ただ、設定はプラグイン任せで簡単なのですが、どう表示させるかは皆様ご自身で考える必要があります。WEBサイトタイトルが先がいいのか、ページタイトルが先がいいのか。
Googleからはタイトル付けに関して少しのアドバイスが出ています。
わかりやすいページタイトルを付ける
タイトルは、検索結果のコンテンツをユーザーが一目でわかるように表示し、クエリとの関連性が高い理由をはっきりと伝えるうえで不可欠です。どのサイトをクリックするかはタイトルで決定することが多いため、ウェブページには質の高いタイトルを付けることが重要です。引用:検索結果に効果的に表示されるタイトルとスニペットを作成する
訪問してくる方々が検索結果のどのリンクをクリックするかはタイトルで決定することが多いとされています。↑上記ページのリンク先に少し具体的な解説がありますので合わせて参考になさってください。
・簡潔
・大げさでない
・ページタイトルと書かれている内容が合っている
私はこの3つが非常に大切だと思います。どうしても、”より良く見せたい”気持ちが働くため、大げさな表現で文字数の長いタイトル名になりがちです。しかしそれはGoogleも検索している人たちも望んでいることではないため、気をつけてタイトル付けをしてください。
ただ、このYoast SEOも利用時に少し注意したい点があります。以下の記事に詳細をまとめていますのであわせてご確認いただけるとより安心して活用いただけます。
WordPressサイトのSEO評価がわかる「Yoast SEO」の特徴と注意点
5.まとめ
3つのプラグインを使うだけで、かなりGoogleの検索結果ページで表示される内容が変わるはずです。設定からGoogleに表示されるようになるまではタイムラグがあるので、できるだけ早めに手を付けていただければより効果もたくさん出ると思います。
ただ、やはりいちばん重要なのはWEBサイトの内容、中身の作り込みです。そして検索している人たちに求められている情報をどれだけ言葉にし、記事にできるかが大切なポイントです。それが抜けている状態ではSEO対策も役に立ちませんので、ぜひ意識してWEBサイトの内容を充実させていってください。