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GoogleのAIモードとは?ゼロクリック検索?徹底調査とこれからの対策

どうも!くまweb広報ノダです!
みなさん最近「検索」してますか?
若い世代は特にGoogleで検索する機会が少しずつ減っていると感じる人も多いと思います。

Search Engine Landというメディアで報じられた情報ですが、
AppleデバイスにおけるGoogle検索が22年ぶりに減少したというニュースが報じられました。
これはAppleのエディ・キュー氏という方が発言したもので、この発言に対してGoogle側は認めてはいないのですが、
重要なのはその背景です。

iPhoneのデフォルトブラウザには、Googleが莫大な契約金を支払うことで、Google検索が表示されるようになっています。
その検索数が減少したというわけです。
少し前にはChatGPTがデフォルトの検索エンジンに設定できるようになったりといった変化もありました。
こうした状況を考えると、Google検索の利用が減少する日は近いだろうなと感じさせる出来事の一つだと思います。

とはいえ、Googleも馬鹿ではありません。
AIの時代にすごいスピードで順応しています。
それが今日の題材「GoogleのAIモード」です。

 

Googleの「AIモード」とは何か?


2024年以降、Google検索には「AI Overview(AIオーバービュー)」をはじめ、検索結果の上位にAI要約・AI回答を直接表示する機能が段階的に導入されています。
これらは総称して「AIモード」と呼ばれ、従来の“リンクへ誘導する検索体験”から“検索画面内で完結する体験”へ大きく舵を切った施策です。

AIモードが実現したことしては

  • 検索結果ページ内で AIが要点をまとめて回答する

  • リンクをクリックしなくても目的の情報に到達できる

つまり、ユーザーの「調べる → クリックする → 読む」という行動が、
検索画面だけで完結してしまう未来が現実になりつつあります。
ChatGPTをはじめとする対話型生成AIが普及しつつありますが、まだまだ「調べる」ことに関してはGoogle検索がプラットフォームです。
この「調べる」というゲームの勝者になるためにも現段階で検索+対話型生成AIのハイブリッドを実現することで対抗しようというのがGoogleの戦略です。

ChatGPT VS Google


とはいえ「対話」という側面において、GoogleのAIモードは弱いと感じます。
ChatGPTは優秀なカウンセラーのように追加質問によって「掘り下げる」機能が非常に強力になってきています。
一方、GoogleAIモードは検索とのハイブリッドということもあり、単一の質問で完結してしまうQ&A方式です。

そもそも、Googleの収益はPVによる広告費による所が大きく、ネット上の情報を要約して一度の検索で完結させてしまうと収益が減少してしまうという構造になっています。
対してChatGPTは有料会員による課金が収益になっているため対話型AIとしての機能をどんどんブラッシュアップできます。

しかし、AIの業界において最大の価値は「データ」です。
Googleには人が「最初に検索する言葉」が毎日88億件以上集まっています。
またyoutube、Gmail、Googleマップ、Chrome、Androidと様々なポジションから第一次情報を得ることができる組織です。
そういった情報をすべてAIに学習させることができるのは圧倒的な優位性があると言えます。

最近よく聞く「ゼロクリック検索」とは?


元々、ゼロクリック検索(Zero-Click Search)は

  • 天気

  • 為替

  • 辞書的情報

  • 交通情報

などで起きており、僕も天気とか便利でよく使ってました。
それがAIモードによって 領域がほぼ全カテゴリへ拡大しています。

■従来

「検索結果に出たサイトをクリックして情報を得る」

■これから

「AIが最良の答えを直接返す。クリックは“必要なときだけ”」

これはほとんどのウェブサイトにとって、サイトアクセスが減少する構造です。
PVやユーザー数で仕事を得ているメディアサイトなどは結構致命的で、広告価値を説得するための新しい指標が必要になります。
どんなにSEO頑張って順位上げても一番最初にAIの回答が来てしまうので確実にCTRは下がります。
ブランド名や会社名などの指名検索以外の流入はかなり不安定になることが予測できます。

コーダー視点で考えるGoogleAIモードとゼロクリック時代


それでは続いて、コーダーの視点で考えた場合、GoogleAIモードとゼロクリック時代はどうなるのでしょうか?

まず、コーダー視点で注目すべきポイントは以下。

  • 検索結果ページのUIが大幅に変わる

  • AI回答にリンクを掲載する基準が“ページ構造の正しさ”に依存しやすい

  • Googleは「読みやすい情報=構造化された情報」を強く評価する

  • ページ性能(LCP・CLS・INP)がさらに重視される

つまり、今後のSEOは
“どれだけ正しくマークアップされ、どれだけ高速か”
が大きく影響してくる時代になると予測できます。

正しいHTML構造は“AIに理解される”ための必須条件

GoogleのAIは、ページを読むときに

  • 要素の階層

  • 見出し構造

  • セマンティックタグ

  • 文脈の関係性

を解析します。

特に重要なのは

  • h1 は 1ページ1つ

  • h2〜h4 で論理階層を整理

  • article / section の正しい使い分け

  • figure / figcaption

  • 強調と装飾の分離(bとstrong、iとemの違い)

AI時代のマークアップは
「どう見えるか」より「どう理解されるか」が価値になる
と言えます。

構造化データ(Schema.org)は“AIの語彙”になる

AI回答に引用されるためには、Googleが情報の意味を理解する必要があります。
そのため、構造化データはもはや“オプション”ではありません。

特に効果が高いのは:

  • Article(ブログ・コラム)

  • LocalBusiness(店舗)

  • Product(商品LP)

  • FAQPage(AIと相性が良い)

  • HowTo(手順があるカテゴリー)

構造化データの有無は、AI回答内でリンクが紹介される確率に大きく影響します。

ページスピードは「検索流入の生死」を分ける

ゼロクリック時代、
遅いページは存在しないのと同じ
です。

改善が必須の項目は以下。

  • LCP(最大視覚コンテンツ)を3秒以内に

  • 不要な JavaScript を削る

  • 画像は AVIF / WebP / 適切なレスポンシブ画像

  • CSSはCritical CSS化・遅延ロード

  • フォントの最適読み込み(display:swap)

特に“JSの使いすぎ”は中小企業サイトで致命傷になりやすいポイントです。

AI検索時代のUI/UXは「短い導線」が勝つ

AIが答えを返すため、
サイトに訪れるユーザーは 課題意識が明確 です。

そのため必要なのは

  • ファーストビューで結論がわかる

  • CTAをスクロールなしで配置

  • 情報ブロックは短く・視覚的

  • ナビゲーションを極限までシンプルに

  • モバイルUI最優先(Googleもモバイル前提)

特にローカルビジネスのLPでは
電話ボタン・予約導線を最上部に置くことが効果的です。

これからはAIと人どちらも最適化しないといけない時代


いやーここまで書いてて、大変な時代になってきたなと思いました笑
これからは人間だけではなく「AI」にも配慮したデザイン&コーディングをしていく必要があります。
これはPCだけじゃなくスマートフォンサイトもつくらないといけない!ってなった時代と近いものがありますね。

とはいえ、スマホサイトの影響で制作業の仕事がグッと増えたように、AIに対策することは新しい仕事の誕生とも言えます。
新しい時代の流れを楽しみにながら常に学び、AIも人も喜ぶ最高のコーディングをしていきますのでAI時代もくまwebをよろしくお願いします👍️