Web制作の作業効率が上がるクラウドサービス10選

Webサービス

2017年10月27日

写真や動画などの保存先として最近では、企業だけでなく、個人でクラウドサービスを利用する方が増えています。
クラウドサービスは、データの保存先としても使用することができますが、Webサイトを制作するときにも利用することができ、使用することで作業効率を何十倍も高めることができます。

今回はクラウドサービスの全体像からプロがオススメする使い方まで幅広く紹介します。
最後までお読みいただければ、一度もクラウドサービスを利用したことのない方も自由自在に使いこなすことができます。

クラウドサービスを紹介する前に、クラウドの基礎知識について簡単に説明します。

クラウドって何?

クラウドを簡単に説明すると、データやシステムをインターネット上に保存し、利用する技術です。
クラウドを利用することで、インターネット環境があれば「いつでも」、「どこでも」保存されたデータにアクセスすることができます。

例えを挙げると、パソコンのメモ帳に今日の予定を書いたとします。しかし、パソコンを家に置いて外出すると、今日の予定を書いてあるメモを見ることはできません。
しかし、クラウドサービスを利用してインターネット上にメモを保存すると、インターネットに繋がっているスマートフォンやタブレットでメモを確認することができます。

クラウドの単語の意味は雲、大群、集団などを表し、IT業界ではネットワークの向こう側を雲(cloud)で表す習慣からこのように呼ばれるようになりました。

クラウドサービスを利用するメリット

いつでも・どこでも使える

個人でクラウドサービスを利用するときの一番のメリットになるのがいつでも、どこでも使うことができることです。
外出先や海外にいても保存しているデータにアクセスすることができます。
場所や使用する端末に縛られることがないので、ノマドワーカーやフリーランスの方も多く利用しています。

簡単に利用できる

クラウドサービスが普及するまでは、別の端末でデータの確認や編集をするときにはSDカードやUSBなどにデータを保存して持ち運ぶことが一般的でした。
クラウドサービスを利用することで、SDカードやUSBなどの外部記憶装置を購入し、データ移動する必要もなく、手軽で簡単にデータにアクセスすることができます。

ほとんどのクラウドサービスはメールアドレスとパスワードを設定するだけで使い始めることができます。
環境構築や特別なソフトをインストールする必要がなく、パソコンの使い方に慣れていない方もすぐに利用できます。

容量を気にせず使用できる

インターネット上にデータを保存するので、使用する端末の保存容量を心配する必要がなくなります。
Apple製品のiPhoneやiPadはmicroSDカードを使用することができず、容量を拡張することができないので、クラウドで写真、動画、連絡先などを保存している方が多いです。

故障などのリスクを軽減できる

データを保存しているパソコンやスマートフォンが故障した場合、データを復旧させることは不可能ですが、クラウドに保存しておくことで、端末が故障した場合でも、データはインターネット上にあるため今まで通り使用できます。
万が一に備えて、外付けのストレージにバックアップを取っている方もいますが、移動作業や更新作業などの煩わしい手間が掛かります。
クラウドサービスの中には自動でバックアップを取ってくれるサービスもあり、面倒な手間を省くことができるのでオススメです。

複数人で同時に作業ができる

オンライン上でデータを保管するメリットは複数人またはチームで同時に作業できる点です。
例えば、エクセルファイルは一人がファイルを開いていると、他のユーザーは編集することができませんが、Googleのクラウドサービスであるスプレッドシートは何人もの人が同時にファイルを編集できます。
なので、誰かの編集や修正を待つ必要がなく、作業時間の短縮やストレス軽減にもなり、スムーズに仕事を進めることができます。

クラウドサービスを利用するデメリット

セキュリティの問題

クラウドサービスを利用する上で一番注意しなければいけないのが、セキュリティの問題です。
大量にデータが保存されているクラウドは、ハッキング攻撃の対象にされます。

外部からの攻撃で自分のパスワードが解除された場合、クラウドに保存しているデータを閲覧、編集、削除されます。
いつもで、どこでも使用できる反面、自分の知らない間にデータが流失するリスクもあります。
そのため、「特に大切なデータはクラウドに保存しない」、「パスワードは他人から推測されないものを設定する」などの対策をとることが必須です。

サビースの中止

利用しているクラウドサービスが中止される可能性にも注意しなければなりません。
サービスが中止される場合は、そのサービスに預けたデータは全て失われてしまいます。

クラウドサービスを利用するときは長期的に継続される可能性の高い経営基盤のしっかりしている大手のサービスを利用するのが無難です。
サービスによっては一定期間、ログインや利用履歴がない場合は、アカウントを停止などの処置をおこなっているところもあります。

定期的なコストが発生する

クラウドサービスは無料で利用開始できるものがほとんどですが、使用できる容量に制限があります。
制限を超えて容量を使用する場合は、月額制や従量制で料金を支払う必要があります。
長期的に考えて、「クラウドサービスを利用したほうがお得なのか」、「外部メディアを用意して自分で運用した方がお得なのか」どちらが自分にとってメリットが大きいのかを考えましょう。

クラウドサービス紹介

Github

クラウドサービス

Githubとは手軽にソースコードのバージョン管理ができるサービスであり、高機能で使いやすいことからユーザーは1000万人を超えており、世界中のエンジニアに愛されています。
簡単な操作で前のバージョンに戻すこともでき、ソースコードを変更してエラーが発生しても速やかに対応できます。

クラウドでソースコードの管理をおこなうので、遠く離れたエンジニア同士でも一緒に開発することができるところが大きな特徴です。
個人の場合は月額$7で使用することができ、チームの場合は月額$9で使用することができます。(最初の5ユーザーまでは月額25ドル)。

Cloud9

クラウドサービス

プログラミングを始める前に必要になるのが環境開発です。
環境開発はプログラミングを始める事前準備になり、プログラミング経験者の方でも1〜3日程度かかり、初心者の方は環境開発の構築で上手くいかず挫折してしまう方もいるぐらい難易度が高くなっています。

Cloud9はアカウントをつくるだけで、面倒な環境開発の構築をすることなくプログラミングを始められるのが最大のメリットです。
使用できる言語は「Node.js」、「PHP」、「Python」、「Django」、「Ruby」、「C++」など様々な言語をすぐに使用できます。

先ほど紹介したGithubやクラウドサーバーで有名なHrokuとも連携することができるので、利便性は抜群です。
デメリットは使用しているPCのスペック次第では動作がかなり遅くなってしまいます。

料金は以下のようになっています。

プラン 料金 サービス内容 サポート
Free 無料 Private:1個
Public:無制限
なし
Individual $19/月 Private:無制限
SSH:無制限 Hot:3個
メールでのサポートあり
Teams 1人あたり$29/月 Team:無制限
Hot:10個
メールでのサポートあり

Amazon Web Services(AWS)

クラウドサービス

Amazon Web ServicesとはAmazonが展開するクラウドサーバーの総称になり、この業界では人気NO.1のサービスです。
自分でサーバーを運用する場合とクラウドサービスを利用する違いは以下のようになります。

物理的なコスト削減

自分でサーバーを運用する場合、サーバーの設置や置くための場所が必要になり、増築する場合も新たに場所が必要になるので、手間や費用がかかります。
クラウドサーバーはサーバーを設置する必要もなく、初期費用がほとんどかからないので、増築や削減も簡単にできます。

メンテナンス不要

サーバーのメンテナンスも運営側でおこなうので、個人でメンテナンスする必要がありません。
メンテナンスにかかる人件費や労力を削減できます。

無駄が発生しない

個人でサーバーを運用する場合は、使用の有無に関わらず維持費がかかりますが、クラウドサーバーの場合は使用した分だけ支払う従量課金制度なので、無駄のない運用をすることができます。

Slack

クラウドサービス

Slackはコミュニケーションツールとして人気のあるツール。
シンプルなデザインが特徴で、チャット機能を利用してコミュニケーションを取ることもできます。

snippet機能を利用することで、プログラミング言語を共有できるところが他のコミュニケーションツールとの違いになり、エンジニア業界で多く使われている理由になります。

Slackは「Twitter」、「Dropbox」、「Googleドライブ」、「Hangouts」とのツールとも連携できるので、コミュニケーションに関わる全てのことをこのアプリ1つで完結できるほどの利便性です。
顔文字や絵文字も使用でき、使っていてワクワクできるところがこのアプリの魅力です。

プラン 料金 サービス内容
無料 無料 ・メッセージ検索は直近の10,000件
・連携できるサービスは10個
・チームで使用できるストレージ容量は5GB
・音声通話、ビデオ通話は一対一のみ
スタンダード $6.67/月 ・メッセージ検索は無制限
・他のツールとの連携制限なし
・ストレージ容量は1人あたり10GB
・音声通話、ビデオ通話は最大15人まで
・統計機能サポート
・運営側からの優先的なサポート
プラス $12.50/月 ・メッセージ検索は無制限
・他のツールとの連携制限なし
・ストレージ容量は1人あたり20GB
・音声通話、ビデオ通話は最大15人まで
・統計機能サポート
・24時間365日、問い合わせから4時間以内に返信がある万全のサポート。
・99%の稼働率を保証

ChatWork

クラウドサービス

こちらもコミュニケーションツールになりますが、アメリカ発のSlackとは違い日本で開発されたことからIT業界以外の企業や個人の方が多く使用しています。

ChatWorkの特徴
・使いやすい
・日本語対応
・送信後のメッセージの編集や削除が可能
・大きい容量のファイルを送信できる
・タスク機能
・既読機能がない

使いやすい

ITに関する知識がなくても使いやすいように設計されており、機能性の面ではSlackに劣りますが、ChatWorkは必要最小限の機能だけを搭載しているので、パソコンに慣れていない方でも簡単に使用することができます。

日本語対応

Slackはアメリカ発のサービスなので英語表記ですが、ChatWorkは全て日本語で表記されており、直感的に使用することができます。

送信後のメッセージの編集や削除が可能

他のコミュニケーションツールのほとんどは送信したメッセージを編集や削除することはできませんが、ChatWorkでは編集ができるので、気軽にメッセージを送ることができます。

大きい容量のファイルを送信できる

1ファイル最大5GBまでを一度に複数のファイルを送ることが可能です。

タスク機能

タスク機能があるので、コミュニケーションを取っていて発生したタスクをすぐに作成、管理することができます。
コミュニケーションツールとタスクツールそれぞれを別々に使用していた方も多いと思いますが、ChatWorkは1つのサービスで完結することができます。

既読機能がない

既読機能がないので、気軽にメッセージを確認できるところがメリットです。

ChatWorkの料金は以下のようになります。

プラン 料金 サービス内容
無料 無料 ・コンタクト無制限
・14グループチャット
・1対1でのビデオ通話
・5GBストレージ
パーソナル 400円/月 ・コンタクト無制限
・グループチャット無制限
・複数人でのビデオ通話
・10GBストレージ
・広告の非表示
ビジネス 500/月 ・コンタクト無制限
・グループチャット無制限
・1人あたり10GBストレージ
・広告の非表示
・ユーザー管理
・モバイル版アプリでの音声通話
エンタープライズ 800/月 ・コンタクト無制限
・グループチャット無制限
・1人あたり10GBストレージ
・広告の非表示
・ユーザー管理
・モバイル版アプリでの音声通話
・社外ユーザー制限
・IP・モバイル端末制限
・専用URL機能
・ファイル送受信制限
・外部SNS制限
・シングルサインオン
・チャットログ・エクスポート
・SLA(サービス品質保証)

box

クラウドサービス

ストレージ系クラウドサービスで人気急上昇なのが「box」です。
日本ではあまり知名度はありませんが、アメリカでは売り上げ上位500企業の97%以上がBoxを利用しています。

boxの人気の理由は「セキュリティ」と「アクセス権限の設定」の2つになります。
このサービスは企業向けにつくられており、セキュリティの面では他のクラウドサービスとは比べられないほどの安全性を誇っているので、企業から信頼され、トップのシェアを獲得しています。

アップロードされているファイルにアクセス権限を容易に設定することができるので、企業など集団で利用するには便利な機能な揃っています。

料金は以下のようになっています。

プラン 料金 サービス内容
個人ユーザー 無料 ・容量10GBまで使用可能
・250MBのファイルアップロード制限
Personal Pro 1200円/月 ・容量100GBまで使用可能
・5GBのファイルアップロード制限
組織向けStarter 1人あたり550/月 ・容量100GBまで使用可能
・2GBのファイルアップロード制限
・申し込みには最小3人のユーザーが必用、最大10人のユーザーまで
・デスクトップ同期
・ファイルバージョン管理機能
・SSLおよび保存データ暗号化
・標準ビジネスサポート
組織向けBusiness 1人あたり1800/月 ・容量無制限で使用可能
・5GBのファイルアップロード制限
・申し込みには最小3人のユーザーが必用
・デスクトップ同期
・ファイルバージョン管理機能
・SSLおよび保存データ暗号化
・高度なユーザーレポート
・モバイルセキュリティコントロール
・データ損失防止
組織向けEnterprise 1人あたり1800/月 ・容量無制限で使用可能
・5GBのファイルアップロード制限
・申し込みには最小3人のユーザーが必用
・デスクトップ同期
・ファイルバージョン管理機能
・SSLおよび保存データ暗号化
・高度なユーザーレポート
・モバイルセキュリティコントロール
・データ損失防止
・ワークフローの自動化
・管理ユーザーロールのカスタマイズ

Dropbox

クラウドサービス

日本国内でのストレージ系クラウドサービスで知名度が高いのが「Dropbox」です。
シンプルな画面で使いやすいのがDropboxの特徴で、使用できる容量が少ないのがデメリット

料金は以下のようになっています。

プラン 料金 サービス内容
Basic 無料 ・容量2GBまで使用可能
・メールでのサポート対応
Plus 1000円/月 ・容量1 TBまで使用可能
・ドキュメントのスキャン
・デバイスデータの遠隔削除
・優先的なメールサポート対応
Professional 2000円/月 ・容量1 TBまで使用可能
・ドキュメントのスキャン
・デバイスデータの遠隔削除
・閲覧者の履歴
・チャットサポート対応

Googleドライブ

クラウドサービス

利便性、機能性に優れているのが「Googleドライブ」です。
無料で15GBも使用できるのは、他にありません。

Googleの専売特許である検索機能で、大量のデータの中から探したいファイルを一瞬で見つけだすことができます。
スプレッドシートなどのGoogle製品のデータ保存は容量を消費しません。

つまり、Googleドキュメント形式のデータはいくらでもoogle Driveに預けることができます。
モバイルアプリの完成度も高く、PCではなくても簡単にファイルのアップロード、共有できるところが魅力です。

料金は以下のようになっています。

プラン 料金
15GBプラン 無料
100GBプラン $1.99/月
1TBプラン $9.99/月
10TBプラン $99.99/月
20TBプラン $199.99/月
30TBプラン $299.99/月

Evernote

クラウドサービス

メモに特化したクラウドサービスになり、サクサク動いてすぐに使えるのがメリット。
写真やデータも保存することはできますが、無課金の場合は月に60MBの容量とかなり制限されています。

アプリをインストールすることでオフラインでも使用できます。
料金は以下のようになっています。

プラン 料金 サービス内容
ベーシック 無料 ・月間容量60MBまでアップロード可能
・同期できる端末は2台
プラス 3100円/年 ・月間容量1GBまでアップロード可能
・全端末に同期可能
・メールでのサポート体制
プレミアム 5200円/年 ・月間容量10GBまでアップロード可能
・全端末に同期可能
・優先的なサポート対応
・ノートをプレゼンテーションに変換可能
Evernote Business 13200円/年 ・月間容量10GBまでアップロード可能
・全端末に同期可能
・仙人の担当によるサポート体制
・ノートをプレゼンテーションに変換可能
・ワークスペースでの共同作業

Googleドキュメント

クラウドサービス

文書、計算表、スライド、フォームなど様々なツールを使用できるのが「Googleドキュメント」です。
Googleドライブと簡単に連携でき、クラウドで管理するので複数人でも同時作業が可能になります。

このようなツールはMicrosoftが開発した「Word」、「Excel」、「Power Point」などが多くのシェアを占めていましたが、今では、Googleドキュメントを使用する人が増えています。

Googleドキュメントの一番素晴らしいところは、無料でこれらの製品が使用できるところです。
これらの製品を一覧表にまとめました。

製品名 内容
Googleドキュメント 文書を作成できるツール。Wordに対応している。
Googleスプレッドシート 計算表、グラフ、図などを作成できるツール。Excelに対応している。
Googleスライド プレゼンに使用するスライドを作成できるツール。Power Pointに対応している。
Googleフォーム 問い合わせフォームを作成できるツール。出席の確認やアンケートの集計にも使用できる。

まとめ

今回はWeb制作で役立つクラウドサービスやIT業界でよく使用されているサービスを紹介しました。
ほとんどのサービスは無料で使い始めることができるので、気になったサービスは使ってみることをオススメします。

様々なサービスを併用して利用することで、作業効率を飛躍的に上げることができます。
ドキュメント系やストレージ系のクラウドサービスはエンジニアの方ではなくても、写真や動画などのデータをバックアップとして利用できます。

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