記事の削除や集約、URL変更などで集客を無駄にしない「リダイレクト設定」

Web制作

2022年09月25日

今回は既存WEBページから別のURLへ転送する仕組みである「リダイレクト」の考え方や方法についてご紹介します。

リダイレクトは、日本語にすると”方向を変える”という意味があります。
WEB制作に関わる中でこの言葉が使われるときは、アクセスがあったページから別のページへ自動的に転送させることを指します。

よく使われるのは、WEBサイトを引っ越す・リニューアルするときに、リンク切れにならないように、既存URLから新URLへアクセスを引き継ぐために使われます。

■リダイレクトが便利な場面
現在稼働していてアクセスのあるページを移動させたいときにリダイレクトを使うと、リンク切れせず次のページにつながってくれるので、集客を無駄にせず生かすことができます。

・WEBサイト引っ越しによってURLを変えた
・スマホ専用サイトができた
・いくつかの記事をまとめて1つにした
・記事を削除した

こんなとき。通常であればリンクが切れてしまうので、アクセスがあってもエラーがでてしまうためほとんどの訪問者さまはすぐ検索エンジンや前のページへ戻ってしまいます。

しかし、リダイレクト設定によって次の場所へ転送して引き継ぐことで、これまでの集客の努力を無駄にせず生かすことができます。これまで行ってきたSEO対策の成果を引き継げるということです。

WEBサイトを運営していて、改善のために「やっぱり変えよう」とページ構成を変えたくなることもあると思います。
普通の記事として更新していたものを、特集ページとして文字数の多い1ページにまとめ直したり、サービスがリニューアルしたのでページのURLごと変えたり。

そんなときに、自分でパッと転送設定ができれば、一つ悩みが少なくなります。

そこで転送の設定方法や、気をつけることなどを以下にまとめますので、ぜひご自身の手で一度転送設定にチャレンジしてみてください!WEBリニューアルやページの再構成に対してハードルが下がり、柔軟にコンテンツやデザインの変更へ踏み切れるようになると思います。

1.リダイレクトの種類は2つ、一時的かどうかで選択

リダイレクトには「301リダイレクト」と「302リダイレクト」の2つがあります。URL→URLへと転送する処理なのは同じですが、用途が異なります。

■301リダイレクト(永続的なリダイレクト)
この先ずっと転送し続ける設定が301リダイレクトです。記事を削除してしまうと、これまでの集客効果がゼロになってしまうので、それを防ぐために新しいURLに転送して効果を引き継ぎます。検索結果にも転送が始まって一定時間が経つと、転送先URLが表示されるようになります。

■302リダイレクト(一時的なリダイレクト)
WEBサイトのリニューアルやメンテナンスのために一時的(期間限定)で転送するのが302リダイレクトです。SEOの評価は引き継がれず、検索結果にも転送前のURLが表示されます。

皆さんの用途に合わせて、設定時に使い分けてください。

2.リダイレクトしてはいけないパターン

WEBページを転送できると便利なのですが、どんなWEBページでも自由にリダイレクト設定で転送できるというわけではありません。

検索エンジンから不正とみなされるリダイレクトは以下のとおりです。このような使い方をしないようご注意ください。

●転送先のページと元のページの関連性が薄いのはNG
→丸々同じか、文章は変わっているけれど同じ内容を指しているのが基本で、関連性が薄いとSEOの効果が引き継がれない場合があります。

●パソコンでアクセスすると通常のページが表示されるが、モバイルユーザーは違うページにリダイレクトする
→悪意があると判断され、スパム認定されることも。

●削除したページを全てトップページへ転送させる
→関連性が薄いページへ転送させているとみなされます。ページを削除したいときは、関連性の高いページへ転送させるか、同じような内容のページをつくってからリダイレクトさせます。
→例えば販売終了した商品のページを削除したときにはトップページへ転送せず、そのカテゴリや類似商品への転送設定を行います。

ユーザーが検索エンジンで見つけたコンテンツとは違う内容をリダイレクトによって見せるのは、偽装行為とみなされます。

アクセスが多いページがあるからといって、そのページに訪問したユーザーを収益が上がるだろうページにリダイレクト設定してしまうと不正と判断されますので、ペナルティを受けて検索エンジンの順位が下がったりインデックス削除となったりすることもあります。

関連のあるページへの転送=リダイレクトなので、自己都合のリダイレクトをされないようにお気をつけください。

3.リダイレクトの設定方法

リダイレクトの設定はJavaScriptやPHPを利用するなど様々な方法があるのですが、Googleが推奨する「.htaccess(ドット・エイチティー・アクセス)ファイル」を活用する方法をご紹介します。

手順
①メモ帳などのテキストアプリで「.htaccess」と名前を付けて新規ファイルを作成。
→「.(ドット)」から始まるファイル名が付けられない場合、 htaccess.txtなどの別名で一時保存し、FTPでサーバーへファイルをアップロード後にファイル名を.htaccessへ変更します。
②ファイル内に転送先などを記述する
③サーバーにログインし、サイトのTOPページと同じ階層に「.htaccess」ファイルを置く。

4.ファイル.htaccessの記述方法(301リダイレクトの場合)

WEBサイトのリニューアルやメンテナンスの場合はその作業を担当する制作会社さま等が対応してくださることが多いと思いますので、ページの統合やページ名の変更で恒久的に転送させる301リダイレクトの書き方をご紹介します。

■同じドメイン・ディレクトリ(カテゴリ)内で、ページAAAからBBBへ転送する場合
→ページのURLを変えたときや、いくつかのページを1つに集約したときに。

RewriteEngine on
RewriteRule ^AAA.html$ /BBB.html [R=301,L]

■ドメイン、ディレクトリ(カテゴリ)、ページ名など全て変更して転送する場合
→旧・新のURLを並べて記述します。

RewriteEngine on
RewriteRule https://AAA.com/old/old.html 
https://BBB.com/new/new.html [R=301,L]

■同じドメインで、ディレクトリ(カテゴリ)をAAAからBBBへ変えたとき
→ページ構成の見直し等で変えたときはディレクトリ名だけ差し替わるような記述をします。

RewriteEngine on
RewriteRule ^AAA(.*)$ /BBB$1 [R=301,L]

■SSLの導入によるURL変更をしたいとき
→http://〜のアクセスがすべてhttps://〜へリダイレクトされるので、移行によるリンク切れなどのデメリットがなくなります。

RewriteEngine on
RewriteCond %{ HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{ HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

5.リダイレクトができているかチェックするツール「リダイレクトチェック」

リダイレクト設定が正常にできているかどうかは、ツールを使って確認します。


https://ohotuku.jp/redirect_checker/

チェックする検証ツールで、正しい動作をしているか確認します。
URLを入れて[チェックする]ボタンですぐ確認できるので便利です。

まとめ

不要になったWEBページを単純に削除するとエラーページへ誘導してしまうので離脱が増えてしまいます。せっかくこれまでに皆さまが努力して集客してきた成果なので無駄にせず、他のページに最大限活かしていきたいですね。

また、リダイレクトができればURLの変更やコンテンツの品質アップのための統合なども気になったときにすぐに手を付けられるので、WEBサイトの高品質化にもつながります。

これまでのSEO対策を無駄にせず、さらに次のSEO対策へのメリットもあるリダイレクト設定。書き方もそれほど複雑ではないので、サーバーへのアクセスができるのであれば、ぜひチャレンジしてみてください。

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