「WordPressでもっと記事を書きやすくしたい」
「投稿記事、固定ページでフォントや色、ページレイアウトをスピーディーに変えたい」
この記事は、WordPressできれいな見た目の記事ブロックエディタをもっと活用したいと思っている皆さまの参考になるようまとめた記事です。
さて、WordPressのエディタ(投稿や固定ページを書く画面)はバージョン5.0からブロックエディタ(Gutenberg)へ変わりました。ブロックエディタで記事を書くと、ブロックごとに動かしたり、画像やコードの埋め込みなども簡単にできたり、複数のブロックを登録して別記事でも呼び出せたりと、これまでのエディタと比較して投稿者が記事を書きやすいよう工夫されています。カスタムフィールドが不要になったとの声もあります。
さらにブロックエディタを拡張できるプラグインを使うと、もっと機能が増えて書きやすさが増します。今回解説するプラグイン「CoBlocks」はフォントやレイアウトも手早く変えられるので、デフォルトのままのエディタよりもっと記事が書きやすくなります。
WordPressのカンファレンス「WordCamp Osaka 2019」でも、多くの登壇者がブロックエディタの活用を進めるセッション(講義)を行いました。その一つ、「ブロックエディタで誰でもカンタンに運用しやすいサイトを作ろう!」はスライドも公開されており、ブロックエディタ活用の基礎学習ができます。ぜひご一読をオススメします。
さて、今回は記事を書きやすくなる機能が多く入っている「CoBlocks」を解説しますが、ネットショップとの連携やLPが作りやすいプラグイン「Advanced Gutenberg」は過去記事で解説を書いています。機能を比較し、どちらのプラグインがご自身の使い方に合っているかご検討ください。
「CoBlocks」は初期設定は必要なく、インストールしてすぐ利用可能なプラグインです。2020年9月現在でインストールするとエディタで使えるブロックが30個増えます。そのブロック、1つひとつの表示例と使い方を解説していきます。ブロックエディタの基本的な挿入方法は、「Advanced Gutenberg」の解説に書いてありますのでそのからご参照ください。
1.アコーディオン
コンテンツ(本文)部分を折りたためるアコーディオン表示をブロック追加で可能にします。
動きが出ますし、少ないスペースで多くの文章を載せられます。
■返信機能
■Event
日本のWEBサイトでは、お問い合わせフォーム以外は利用する頻度は多くなさそうです。気軽に記事内に入れられる問い合わせフォームとして利用すると便利ですね。
12.GIF
SNSで使うような動くスタンプ(GIF)を挿入できます。
アメリカのGIF検索エンジンGIPHYと連携していて、ちょっとアメリカンギャグというか、面白いGIFが多く見つかります。検索は日本語対応です。
13.Gist
ソースコードを共有するホスティングサービス「GitHub」と連携した機能です。
GitHubGistのURLをブロックに入れると、ファイルを呼び出して表示させます。
<表示例>
デフォルト設定では見た目が地味ですが、背景色を変えたり、フォントサイズを変えたり、サイドメニューから調整できます。
15.ハイライト
蛍光ペンでマーカーを引いたように、文章を目立たせる装飾ができます。
デフォルトは黄色ですが、色はサイドメニューから変更できます。
18.地図
住所を入力してGoogleMAPを記事内に挿入します。
住所を入れると、MAPが記事内に呼び出されます。地図をもっと拡大して表示したいときはズームレベルの数字を大きくし、広く表示したいときはズームレベルの数字を小さくします(ズームレベル5で日本列島が表示されるレベル感)。
19.Masonry
ブロックを積み重ねるように画像をレイアウト表示できるブロックです。
画像のサイズなどはサイドメニューから変更できます。
・サイズ=大or特大
・ガター=画像間の余白
・角丸=画像の角を丸く
<表示例>
記事にちょっと画像を入れたいと思っても、右寄せ、左寄せなどCSSで都度設定するのは大変ですのでブロックを活用しましょう。また、ブロックで表示させておくとスマホ閲覧時でも画像の位置が予想外にズレるなどの不安もありません。
21.オフセット
レンガのように画像を組み合わせて表示できます。
印刷で使う用語にもオフセットがありますが、ここでいうオフセットとは意味が異なります。
画像表示ブロックは、コラージュやMasonryなど他のブロックもありますが、オフセットはコラージュより整然と表示できます。また、Masonryは角丸設定ができますがオフセットではできません。
<表示例>
少しデザイン的には味気がないかもしれませんが、必要な情報は書き込めます。
25.行
ブロックを横に並べるためのブロックです。
まとめ
「CoBlocks」を使うメリットは、記事内の画像管理が簡単になること、レイアウトがかなり自由に組めるようになること、バラバラに書き込むよりスマホ閲覧時にキレイに並ぶことなどが上げられます。
ブロックエディタ拡張プラグインは複数あり、それぞれに特徴があります。「CoBlocks」は特に画像、SNSに関連するブロックが多く、オウンドメディア内やブロガーさんが使うと便利な機能がたくさんありました。
他のブロックエディタ拡張プラグインもありますので、比較検討して入れるプラグインを選んでくださいね。