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SEO対策キーワードを後から挿入したりリライトを簡単にしたりするWordPressプラグイン「Wp-insert」

「過去記事に旬なSEOキーワードを入れて内容をリフレッシュさせたい」
「リライトする手間を省きたい」
「キャンペーンやセール、注意書きなど共通コンテンツを記事に挿入したい」

WEBサイトの制作に”記事(コンテンツ)”が不可欠な存在となりました。
SEO対策のためもあり、WEBサイト内の平均ページ数は増加の一途をたどっています。

それと同時に、古い記事をリフレッシュさせることや、広告やキャンペーン、Twitterへの誘導などを時期や時世に合わせてこまめに変動させることも重要となってきました。検索エンジンからも記事のフレッシュさも求められるようになってきましたね。

そのような記事内容の一斉の書き換えや共通コンテンツの挿入に使える便利なプラグインが「Wp-insert」です。「Wp-insert」は広告を記事内に挿入することを目的としてつくられたプラグインですが、登録した文章やコードをページを選んで挿入することができるので使い方を工夫すると非常に広告やキャンペーン、挨拶文などの管理が楽になります。

専門的な知識がなくても使える「Wp-insert」の初期設定から便利な使い方まで、この記事でまとめてお伝えします。

1.WordPressプラグイン「Wp-insert」が便利なタイミング

「Wp-insert」にはいろいろな文章を登録しておくと、必要なタイミングで記事内に挿入できる機能があります。

①セール開始/終了告知
②広告やプロモーションタグの入れ替え
③共通の挨拶文の挿入
④品切れや入荷の告知

①②は一般的な使い方で、③④はオススメの使い方です。

③は天候や災害等によって左右される挨拶文を共通で挿入する使い方です。「現在問い合わせへのレスポンスが遅くなっております」「宅配業者様のご都合により発送完了が遅くなっています」のような文章の挿入も、専門知識がない人でも簡単にできます。

④は「入荷しました!」「ただいま品切れです」「在庫豊富にあります」といったページごとに緊急で告知文を入れたいときにオススメの使い方です。このプラグイン「Wp-insert」はページを選んでの挿入がしやすいので、いくつかのページにまとめて一気にお知らせを入れたいときはとても便利です。

では、「Wp-insert」に備わった基本的な機能をチェックしていきましょう。

2.WordPressプラグイン「Wp-insert」の主な使い道5つ

「Wp-insert」はその名の通りインサート=すでにWordPressに組み込まれたデータの中に新しいデータを挿入する機能が備わったプラグインです。


https://ja.wordpress.org/plugins/wp-insert/

■無料
■英語(日本語対応なし)

英語ですが、ADやPOSTなどWordPressを使っているとよく出てくる言葉が多いので、管理画面はだいたい直感的にわかります。説明文も非常にわかりやすい文章で書かれているので翻訳サービスにコピペすれば問題なく読むことができます。

主な機能は以下の5つです。

◯記事内に挿入する「In-Post Ads」
◯ウィジェットに追加する「Ad Widgets」
◯テーマに追加する「In-Theme Ads」
◯ショートコードを追加する「Shortcode Ads」
◯Googleアナリティクスなどトラッキングコードを追加する「Tracking Codes」

どの機能も基本的な操作は同じです。
まずはいちばん便利な機能である、記事内へ登録した文章や広告コードを挿入する機能「In-Post Ads」の設定方法から解説します。

3.記事内に登録した文章や広告コードを挿入する「In-Post Ads」の新規作成

記事(投稿、固定ページ)内に挿入したい文章や広告のタグ、PR文などを登録するのは「Wp-insert」の管理画面内にある「In-Post Ads」から行います。

左サイドバー>Wp-insert>In-Post Ads>AddNewと進みます。
AddNewをクリックすると新規追加画面が開きます。

4.記事内に挿入する「In-Post Ads」で挿入場所決定

Locationから、挿入場所を選びます。

<Location>
・Above Post Content(記事の上部)
・Middle of Post Content(記事の真ん中)
・Below Post Content(記事の下部)
・To the Left of Post Content(記事の1行目左端に割り込みー改行なしー)
・To the Right of Post Content(記事の1行目右端に割り込みー改行なしー)
・After ◯◯Paragraph in Post Content (From the Top)(上から◯◯番目の段落の上部)
・After ◯◯Paragraph in Post Content (From the Bottom)(下から◯◯番目の段落の上部)

5.記事内に挿入する「In-Post Ads」で挿入したい文章や広告コード、挨拶文を登録する

Ad Codeの枠内に挿入したい文章や広告コード、挨拶文を書き込みます。
英語やHTMLタグはもちろん、日本語も入れられます。
文章を改行したいときは<br/>タグを挟んでください。

6.記事内に挿入する「In-Post Ads」にtitleを付ける

タイトルなしでもランダムな名前が付くのですが、登録が増えてくるとややこしいので名前を付けておきましょう。

<Titleの付け方のコツ>
番号などでは後から分かりづらいので、何を挿入するのかはっきりわかるように詳しく書きましょう。

・記事書き出し(2020年春)
・在庫お知らせ*入荷
・記事TOP広告
・記事クロージング(セール誘導)
・記事クロージング(Twitter誘導)

などすぐに中身がわかるように名前を付けましょう!
このような細かなことも積み重ねると記事の仕上がりが早くなってきます。

7.どの記事に挿入するか表示ルール(Rules)を決める

初期設定ではすべての記事に入ってしまうので、どの記事に表示させるかルールも合わせて登録します。

◯Show:表示
◯Hide:非表示

<Rules>
・Logged in Users(WordPressのIDでログインしている人に見せるかどうか)
・Mobile Devices(モバイルユーザー)
・404 Pages(エラーページ)
・Home(トップページ)
・Archives(アーカイブページ)
・Search Results(サイト内検索ページ)
・Single Pages(固定ページ)
・Single Posts(投稿ページ)
・Category Archives(カテゴリーページ)

すべての記事の書き出しに同じ文章を表示させるときは、Home、Archives、Search Results、Category Archivesを”Hide(非表示)”にするのをオススメします。

記事の書き出しが抜粋されたらすべて同じになってしまって、その記事に何が書かれているのかわからなくなるからです。どの記事の抜粋も「※お詫び:宅配業者様の都合により…」と共通コンテンツが表示されてしまうと、不自然ですよね。

このような細かい設定ができるのが、このプラグイン「Wp-insert」のメリットです。

8.記事内に挿入する「In-Post Ads」に登録した文章や広告コードを記事に挿入してみる

ここまで設定できたら、実際に挿入したい記事を開きます(もしくは新規作成する)。

ブロックエディタではこのようにユニットが出て、↑先程登録したTitleが一覧で出てきますのでお好きなものを選んでください。このユニットを記事内のどこに挿入したとしても、「In-Post Ads」で登録した挿入箇所に文章や広告コードが割り込みで入ります。

▽【Below Post Content(記事の下部)】に設定して記事に文章を挿入した場合は以下のように見えます。

ここまでで記事内への挿入設定は完了です!
使いやすいように、いろいろな文章や広告コードを登録してみてください。

9.そのほかの機能の設定

記事内への挿入以外に、主には4つの機能がありますが、基本的にはこれまでの登録と同じ形式です。

◯ウィジェットに追加する「Ad Widgets」
◯テーマに追加する「In-Theme Ads」
◯ショートコードを追加する「Shortcode Ads」
◯Googleアナリティクスなどトラッキングコードを追加する「Tracking Codes」

ウィジェットに追加する「Ad Widgets」はサイドバーやフッターなどに文章や広告コードを登録したいときに役立ちます。

そのほかテーマに挿入したい時、Googleアナリティクスのコードを挿入したい時などそれぞれの機能に新規追加してみてください。

10.オススメの使い方:SEO対策のためのキーワード挿入に「プロフィールを追加する」

SEO対策として旬なキーワードを記事内に入れたいときに使えるテクニックです。
記事を書いた人のプロフィールや挨拶文を追加して、記事の書き出しや最後の部分にキーワードを盛り込んでいきます。

全部の記事に挿入されると不自然かもしれませんが、ライターさんがたくさんいてランダムに記事が出ているならライターさんごとの紹介文をそれぞれの記事の書き出しに追加したり、いくつかPVが伸びている記事をピックアップして挿入したり。

この例では記事冒頭に挿入しましたが、記事のクロージングの部分に入れればたくさんの記事に入っていても不自然さはありませんね。

過去記事をそのままにせず、小まめなリライトやキーワードの更新を積み重ねれば、いつもフレッシュさを保ち、これまでより多くのユーザーさんの目に届く記事になるはずです。ぜひいろいろな工夫をしてこのプラグインを活用してみてください。

11.オススメの使い方:複数人で書いても記事のシメを同じにする

「いかがでしたか…」のような形でいつも同じ文章で記事をシメているなど定型文が決まっている場合は、記事にわざわざ書かなくてもよくなります。設定でSingle Postsが”Show”になっていれば、新規記事にも適応されて文章が挿入されます。

たくさんの人が書く場合は、記事のシメがバラバラならないように設定しておくと楽ですね。そのほかにも複数人で書く時の工夫については過去記事の「WordPressブログを複数人で書くリスクを回避するプラグイン4選」で紹介していますので、合わせて読んでみてください。

8.まとめ

もともと広告を挿入することを目的につくられたプラグインのため、Googleアドセンスなどの広告を共通コンテンツとして挿入するのはお手の物です。

機能の最大の特徴である挿入箇所を細かく設定できるメリットを使えば、SEO対策にも役立つプラグインです。たくさんの訪問者様に情報を届けるために、WordPressプラグイン「Wp-insert」の機能を使ってみてください。

もちろん1つ1つの記事の内容がクオリティの高いものであること、定期的に更新されていることなどがSEO対策の基本です。しっかりとした記事をつくり、さらによりフレッシュな内容にするためにプラグインの力を借り、手間を省いていきましょう!