ブログ

  1. トップ
  2. ブログ
  3. [ランキング]観光情報サイトに入れるオススメWordPressプラグイン5選

WordPress

[ランキング]観光情報サイトに入れるオススメWordPressプラグイン5選

「観光情報サイトの構築をこれから始める」
「観光協会のWEBサイトにもう少し動的なコンテンツも追加したい」

WordPressを使った観光情報サイトの構築やリニューアル依頼も増えています。
各地の市町村や観光協会がWEBに力を入れているのは、旅行前の情報収集にインターネットを使う人が年々増えているからです。

旅行前、旅行中の情報収集には、今やガイドブック等を抜いて、インターネットがいちばん使われているとのアンケート結果が出ています(2018年「国内旅行の情報収集」に関するアンケート調査より)。実際に旅行客のヒアリングなどでも、スマホを活用して調べているとの声が多くあります。

これまでは冊子をつくったりマップを印刷したりと、紙媒体が主軸となってきた観光情報の発信。けれどなかなか紙までたどり着かない人が増えているので、これからはいかにデジタル化していくかが鍵になるといえます。

デジタル化するとはいえ、急に紙をすべてやめるわけにもいきません。独自のアプリ開発やメディアの立ち上げなど、予算が潤沢にあるところはかなり大掛かりな設計をしていますが、WordPressの有料テーマと無料プラグインの組み合わせでも十分な機能を備えた観光情報サイトをつくることができます。限られた予算でもデジタル化対策は十分できます!

そこで、この記事では、観光情報サイトに活用すると便利なWordPressプラグインを5つご紹介し、それぞれの特徴を解説していきます。

(※同じようなプラグインがいくつもあるものは、使っている人が多く機能がシンプルなもの、そして定期的にプラグインの更新・メンテナンスがされているかどうかを確認して優位性のあるものを選んでいます。)

1.地図表示プラグイン「MapPress Maps for WordPress」

観光サイトといえば、まずは地図表示が必要です。
住所を記載するだけじゃなく、MAPにピンが立っていれば、土地勘がなくてもだいたいの場所の把握ができて安心できます。


https://ja.wordpress.org/plugins/mappress-google-maps-for-wordpress/

■無料
■英語と日本語混在

英語で操作しなければいけない部分もありますが、機能はシンプルなので直感的に設定していくことができます。設定のポイントは、Google API keyを取得して貼り付ける作業なので、以下で実際の画面を使って説明します。

「左サイドメニュー>MapPress」へ移動すると、画面にすぐ基本設定が表示されます。

◯Google API Key取得方法
Googleのアカウントが必須になりますので、もしお持ちでなければ取得します。どのIDから発行しても使えます。

①Googleの位置情報APIのページを開く
②右上のボタン「使ってみる」を押す
③「MAPをチェック>My Projectを選択」→APIKey発行

発行されたコードをプラグイン内に貼り付けたら、初期設定完了です!
あとはMAPを入れるページ(投稿ページ、固定ページなど)、地図サイズなどを選択したら通常の投稿画面より記事とともに地図も作成して公開。

すぐにピンも立ち、サイズの調整などもできるので簡単です。
Pro版もありますが、無料で十分な活用ができます。

2.印刷ボタンを付けるプラグイン「Print, PDF & Email by PrintFriendly」

ページさえつくっておけば、ブラウザから印刷はできるのですが、さまざまなリテラシーの方々がいるのでわかりやすい箇所に印刷ボタンがあると喜ばれます。

デジタル化とはいえ、旅行中は紙を持っておきたいというニーズもあり、インターネットで見ているけど印刷して持っていく人も多くいます。観光情報ページなら、ぜひこの印刷ボタンは付けておきたいところです。


https://ja.wordpress.org/plugins/printfriendly/

■無料
■英語

印刷以外にも、PDFにするボタンがあったり、メールで送るボタンもできたりと、シンプルですが使い勝手がいいです。

操作画面は英語ですが、このプラグインは有効化するとすぐに「Print/PDF」のボタンが記事内に挿入されます。もちろん設定画面があるので、もう少し細かく触ることもできますが、基本的にはこの初期設定のままで機能を果たしてくれます。

とりあえず入れておくだけでOK。訪問に来られたユーザー様から喜ばれること間違いなしです。

3.自動翻訳ボタン挿入プラグイン「Google Language Translator」

インバウンドの方々向けに翻訳ページもつくりたいけれど予算がない、そんなときはGoogleの自動翻訳に頼りましょう。

このプラグインは画面内に翻訳用のボタンを設置できるので、ページを閲覧に来た日本語圏外のユーザー様が翻訳サービスに文章をコピペする手間を省くことができます。日本語で書かれたページを別の言語で読みたい人が閲覧に訪れたときは、設置されたボタンを1クリックするだけで、サイト全体がその言語に自動翻訳されます。


https://ja.wordpress.org/plugins/google-language-translator/

■無料
■英語

プラグインを有効化すると、画面上部に設定のお願いのような枠ができます。

「Open Settings Page」のリンクから設定ページへ飛びます。
初期設定しないと使えないので、まず最初に設定します(この枠は右側にある✕を押すと消せます)。

この設定を保存するだけで、翻訳ボタンが出て、機能が使えるようになります。

ボタンの場所や、ボタンに載せる文字など、設定画面で色々と変更可能です。
英語ですが直感的にわかりやすいです。デザインに合わせてどこが使いやすいか検討してみてください。

4.アンケートプラグイン「WP-Polls」

WEBサイト内にアンケート機能を付けておくと、閲覧に来られたユーザー様が”答えよう”と行動するため能動的、主体的な関わり方になります。どの観光地に行こうか悩んでいるときに、「アンケートに答える」という関わり方があるのとないのとでは行動が変わってくる可能性があります。

もちろんアンケート結果をマーケティング資料として今後の業務に活用できます。
シンプルなもの、簡単に答えられるもので十分なので、アンケート機能を入れておくのはオススメです。


https://ja.wordpress.org/plugins/wp-polls/

■無料
■英語

この「WP-Polls」はウィジェットの枠にアンケートの設置ができます。
しっかりとしたコーディングをしているWEBサイトでも、デザインを壊さないようにサイドバーやフッターにアンケート設置がしやすいです。

管理画面は英語ですが、シンプルなのでつくりやすいです。もちろんアンケートの質問や答えは日本語で入力OKです。

「左サイドメニュー>Add Poll」で新規作成ができます。

質問と選択項目を入れて保存すると、ショートコードが生成されます。管理画面の「LOGS」からアンケート結果も確認できます。

ウィジェットからアンケートを生成するには、パーツ[Polls]ができているので、それを好きなところに設置し、質問を選べばショートコードを挿入することなく設置できます。

見た目を変えたい場合は、管理画面から変更可能です。
アンケートに答えて「Vote」を押すと、アンケート結果が見えるので、できれば設置してすぐにスタッフや知人にお願いして、先に何名かが答えておくといいですね。

5.リンク共有プラグイン「AddToAny Share Buttons」

旅行は家族やグループで行くことが多いので、見つけたページを共有したいという人が多いです。LINEやメールにURLを貼りやすいよう、1クリックでリンクを共有できるようにしておくと親切ですし、サイトからの離脱を防げます。


https://ja.wordpress.org/plugins/add-to-any/

■無料
■日本語で設定OK

設定は非常にシンプルで、表示したいボタンを選び、ボタンのサイズを設定するだけ。日本人が多く使っているLINEやFacebookに対応しています。Emailボタンもつくれます。

記事の最後にシェアボタンがあると、ブックマークの機能も果たします。
LINEだけでもつけておくと、グンとリピート率もアップするはずです。ぜひ設置してください。

6.まとめ

観光情報サイトはページ保存のしやすさ、シェアのしやすさ、そしてリピートしてもらえるように使い勝手をよくしておく(丁寧にサービスを提供する)ことが必須です。写真の美しさや情報量の多さも大切ですが、旅行前や旅行中に何度もWEBサイトへ訪れてもらうことでPVが増加していきます。

翻訳や印刷ボタンなど、ちょっとしたことですが、設置しておくと「便利なサイトだ」と認識されます。今回の記事で紹介したプラグインをつかえば、既存サイトのアップデートも簡単!実装して閲覧されるユーザー様の反応をチェックしてみてください。