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アンケート・投票の設置と自動集計プラグイン「WP-Polls」のメリット・デメリットと効果的な使い方のススメ

「WEBサイトにアンケートを設置したい」
「イベントやセミナーのアンケートをWEBで取りたい」

アンケート回収はさまざまなビジネスを展開する上で非常に役立つものであるので、インターネットを介してアンケートを取りたいと思われる方も増えました。無料のメールフォームなどを活用する方法もありますが、WordPressでWEBサイトをつくっているのなら、専用のプラグインを追加してアンケートを取る方法がオススメです。

WordPressはプラグインをインストールすることでさまざまな機能を追加できる便利なツールです。WEBアンケート投票も、プラグイン1つで簡単に設置ができます。投票はもちろん、集計作業や投票結果を見せることまで自動でできるプラグインがあります。このようなプラグインを入れておくと、設置さえ完了すればその後の労力はかかりません。

アンケートを設置するプラグインにも様々なものがあります。その中で、初心者向けに作られたもので、人気も高いプラグイン「WP-polls」ご紹介します。この記事では「WP-Polls」の使い方と機能、メリット・デメリットを解説していきます。

皆さんが「アンケートでやってみたい!」と思っていることがこのプラグインで解決できるのか、このプラグインを選んでインストールすべきなのか、この記事を最後まで読んでみてください。

1.アンケートプラグイン「WP-Polls」でできること

「WP-Polls」は初心者向けのプラグインです。設置、アンケートの質問項目の入力、設置まで、WordPressの設定やパソコンに慣れていない人にとっても操作しやすいよう簡単設計でつくられています。


https://ja.wordpress.org/plugins/wp-polls/

■無料
■英語

説明は英語ですが、簡単な文章で書かれているので翻訳ツールを利用すれば何を書いているのかすぐわかります。

このプラグイン「WP-Polls」を使ってできることリストをつくってみましたので導入を検討されている方はぜひ御覧ください。


↑このようなアンケートがプラグインを使えばすぐにつくれます。

<できること>
・単一回答式アンケート(例:YesかNoか選んで下さい)
・複数回答式アンケート(例:この中から当てはまるものをいくつか選んで下さい)
・投票(例:お好きなものを選んで下さい)
・アンケートをウィジェットに掲載する(例:サイドバーに載せておく)
・アンケートを記事内に掲載する
・アンケート回答期間を設定する(開始、終了時刻を設定できる)
・アンケート結果の自動集計
・アンケート集計結果の公開

このプラグインを使ういちばんのオススメポイントは、集計が自動で行えることです。紙やメールで実施したアンケートは誰かが最後に集計しないといけません。自動集計はその手間が省け、最新のアンケート結果をリアルタイムで見ることができるので便利です。

2.アンケートプラグイン「WP-Polls」でできないこと

もちろん初心者向けで設定が簡単なプラグインですので、できないこともあります。代表的なできないことは以下の2つです。

<できないこと>
・記名アンケート
・自由回答アンケート

「この人がこの回答をした」ということがわかる記名制のアンケートは「Wp-Polls」では取れません。また、自由にコメントを残してもらえる自由回答式のアンケートも取ることができません。

基本的には「〜は好きですか? YES、NO」といったような一問一答式に近いアンケートや投票のようなスタイルを取るときに使うプラグインです。もっと詳細なアンケートを取りたい、アンケートに誰が回答したかチェックしたいといったようなご希望がある場合は別の方法をご検討なさってください。

3.アンケートプラグイン「WP-Polls」のメリット・デメリット

ここまでをまとめると、このプラグインのメリット・デメリットは以下のようになります。

◯メリット
・操作が簡単
・自動で集計される
・自動で投票結果、回答結果を公開できる
・一人で何度も回答できないよう設定できる
・開始時刻/終了時刻を設定できる
・匿名性が高い
・無料

◯デメリット
・自由な回答ができない(コメントの記載、回答項目の追加)

質問をつくって公開したら、あとは何も手間がかかりません。メンテナンスフリー、集計フリーです。紙で集めると集計する手間がかかり、かつ紛失のリスクがありますが、ネット集計であればそのような心配もありません。

意識調査や評価投票の機能をWEBサイトに簡単に追加できるので、ぜひ導入してみてください。

4.アンケートプラグイン「WP-Polls」の使い方①開始・終了時刻設定

プラグイン「WP-Polls」の基本的な使い方は過去記事「観光情報サイトに入れるオススメWordPressプラグイン5選」を御覧ください。この記事ではアレンジした設定について解説します。

①アンケートの開始・終了時刻設定を設定する
この「WP-Polls」のメリットでもある、アンケートの開始・終了時刻設定についてです。
開始・終了時刻の設定は、例えばセミナーや講演会等の評価アンケートを取るときに便利な機能です。

アンケート・投票期間を設定するときは”Start”と”End”にその日時指定を入れます。回答期限を設定しない場合は「Do NOT Expire This Poll」をチェック。

その日時にならないと、表示が真っ白になって回答欄が現れません。

アンケートにタイトルを付けるとその部分は見えてしまうので、アンケート開始ギリギリに公開するか(記事であれば予約投稿できます)、「投票可能期間のみ選択肢が現れます」などの注意を書いておくと自然かと思います。

5.アンケートプラグイン「WP-Polls」の使い方②記事への貼り方

ウィジェットでサイドバーに表示する以外にも、各記事内への貼り付け(設置)もできます。

■ショートコードで設置
設置はショートコードと呼ばれる、呼び出し用のコードを使います。

[poll id=”●”]
↑この●の部分に設置したいアンケート・投票のIDを入れ、記事内にコピペします。IDは管理画面”Manage Polls”で確認できます。

■記事内へコピペ
ブロックエディタであれば、以下のような入力画面になります。

これを公開すると↓のように見えます。

これで基本的には実装が完了しましたので、あとは皆さんに投票してもらうだけとなります。

6.アンケートプラグイン「WP-Polls」の使い方③投票結果のデザイン

アンケート・投票結果は横向き棒グラフで表示されますが、ある程度のデザインをして見栄え良くすることができます。

■棒グラフのバーの色を変えたいとき
BarStyleの選択肢のところで、いちばん下にある”Use CSS Style”を選んで下さい。また、カラーはHTMLカラーコードと呼ばれる6桁のカラーコードで入力します。

このデザイン設定をしなくてもグレーの棒グラフで表示されるので、触らなくてもいいのですが、WEBサイトのデザインに合わせて色を変えると、少し垢抜けた印象になります。

7.アンケートプラグイン「WP-Polls」の使い方④英語表記を日本語にする

もともと英語のプラグインなので、投票=Voteのように訪問者様にも英語で見えてしまう項目があります。これは少しわかりづらいので、日本語に変更しましょう。

「左サイドバー>Polls>PollTemplate」と管理画面内のテンプレート設定ページへ進みます。

このページ内にアンケート表示に関するHTMLコードがありますので、この中にかかれている英語を日本語に書き直すと項目表示をすべて日本語にできます。

<翻訳例>
・View Results=アンケート結果を見る
・Total Voters=全回答者数
・Votes=回答
・Vote=クリックで投票する
・Polls Archive=ここまでの集計結果

画面内を検索して、↑日本語にしたい単語を見つけ、そのコード以外を触らないように慎重に日本語に書き換えてください。

やはりそれほど難しくない英語が使われているとはいえ、日本語で表示されると安心感、信頼感が増します。HTMLコードを触るため難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、バックアップを取りつつ、少しずつ表示の設定を直してみてください。

8.まとめ

今回は簡単にWEBサイトにアンケートや投票機能を追加できる「Wp-Polls」を詳しく解説しました。アンケートや投票機能は、マーケティングに活用できるだけでなく、WEBサイト上に人の動きや存在を見せる働きもあります。

一方的に情報を発信するだけになりがちなWEBサイトに、少し潤いをもたらしてくれるアンケート・投票機能。簡単なもので構いませんので、一度実装してみませんか。どれくらいの人が答えてくれるかも、今後の運営の参考になると思います。