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WEBサイトを守るレンタルサーバー、価格以外の比較の仕方5つ

皆さま、こんにちは。
制作したWEBサイトが毎日公開できているのはサーバーのおかげですが、皆さんはどのようなサーバーをお使いですか?

今回は規模がそれほど大きくないWEBサイトを公開するときに利用する「レンタルサーバー」の違いやチェックするポイントをまとめてご紹介します。

レンタルサーバーはさまざまな会社が提供しており、種類もいろいろとあるのですが、今回ポイントにしたいのは、そのレンタルサーバーが”WEBサイトをしっかり守ってくれるかどうか=WEBサイトを安定して公開・運営できるかどうか”です。

安価なレンタルサーバーの中には、何かトラブルがあったとしてもフォローしてもらえない仕様だったり、不安要素を抱えながら利用しなければならなかったりするものもあります。そのサービスの違いを知ると「安いほうがいいだろう」とは思えなくなってきます。皆さんの大切なWEBサイトを守ってくれるレンタルサーバーですから、しっかり納得して選んで契約したいですね。

この記事では5つのポイントをご紹介します。
特にWEBサイト運営担当の方には安心できる機能をピックアップしてご紹介します。また、最後にはオススメのレンタルサーバーも理由と合わせてご紹介します!ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

レンタルサーバーの基礎的な知識や主なサービスについては過去記事:レンタルサーバはどうやって選ぶ?おすすめサービス8選と特徴まとめに書いていますのでそちらもご一読いただけますと幸いです。

1.万が一も安心、自動バックアップ、データ復元機能が備わっているか

WEBサイトにトラブルがあっても、バックアップがあれば元の状態に復元することができます。WordPressで構築したWEBサイトでは定期的にバックアップするプラグインが人気ですが、サーバーにその機能が備わっているものもあります。

WEBサイトになんらかのエラーが出てしまった場合、通常は保守管理をお願いしている制作会社さん等に連絡を取り、バックアップデータで復元をお願いします。ただ、すぐに対応していただけなかったり、費用がかかってしまったりすることもあります。

そんなときに心強いのがレンタルサーバーのバックアップ+復元機能です。「初心者で知識がない…」という方にもわかりやすいようにマニュアルが用意されているサーバーもあります。

(参考)https://www.xserver.ne.jp/functions/service_backup.php

もし、WEBサイトの保守・メンテナンス費用を最低限にしたいと思われている方がいらっしゃったら、レンタルサーバーの自動バックアップと復元機能があればWEBサイトに急なトラブルやエラーが発生しても自分で元に戻せる可能性が上がるので、この機能を必須にしてレンタルサーバーを選ぶことをオススメします。

2.どんなサポートがあるか、その評判は?

無料のレンタルサーバーでなければ、何かしらのサポート対応は付いています。

レンタルサーバーのサポート対応の内容は幅があるのですが、基本的にどのレンタルサーバーでも対応してくれるのが管理画面などの使い方や機能の説明、契約についてです。そのほか、WEBサイトの閲覧やメールの送受信でトラブルがあったときや、レンタルサーバーから移転したいときの手順なども問い合わせて確認することができます。

また、WordPressの設定サポートなどWEB制作や運営の支援まで入っているサポートもあります。一からご自身で作らないといけないようなときは心強いですね。

ただ、レンタルサーバーによって、サポートに連絡する方法がメール(フォーム)だけだったり、電話やチャットも準備されていたりとさまざまです。急いでいるとき、よくわからないときは電話やチャットは便利なので、不安がある方はぜひメール以外の方法もあるレンタルサーバーを選んでみてください。

(参考)https://support.cpi.ad.jp/contents/contact.html

よく使われているレンタルサーバーのサポート体制をチェックしてみました。

  • メールフォームから問い合わせ→メールもしくは電話を選んで返答をもらう
  • オペレーターのチャットもしくはチャットボット、メールフォーム、電話などどこから問い合わせても可
  • メールフォーム、チャット、電話の対応可
  • メールフォーム、チャットから問い合わせ→返答は電話を選べる

だいたい月々500円程度以上のプランを契約していれば、メールフォームと電話の対応を用意しているレンタルサーバーが多いようです。ただ、レスポンスの良さや電話のつながりやすさ、返答内容のわかりやすさなどは窓口があることと別の評価軸になりますので、窓口が用意されているかだけでなく実際に利用した方の評判なども確認してから契約するのが良いでしょう。

3.安定性がわかるサーバー稼働率もチェック

レンタルサーバーはWEBサイトを安定して公開することが最大の任務です。サーバー稼働率は、サーバーが正常に稼働してWEBサイトが安定して公開されたことを証明する数字です。

これはレンタルサーバー以外のWEBサービスでも同じなのですが、障害によるサービス停止が過去どれくらいあったか?をチェックできます。

(参考)https://support.google.com/a/answer/139569?hl=ja

Googleでもサービスの提供状況を明らかにしています。障害があるとほんとに何もできなくなりますから、安定して稼働しているサービスを選びたいですよね。

気になる「レンタルサーバー名+稼働率」で検索するとだいたい数字が見つかります。

(参考)https://lolipop.jp/media/erabikata_hinshitsu/

100%に近いほど安定してWEBサイトが公開されている証です。だいたいのレンタルサーバーで99.99%と出ていると思いますが、WEBサイトが公開されることは最低限のことですので、当たり前といえば当たり前なのです。法人専用などで100%を謳っているところもあります。

ある程度知名度のあるレンタルサーバーでは大体心配は要りませんが、それでも大切なことですのでしっかり確認してから選ぶようにしましょう!

4.WEBサイトの表示速度に影響する!CPU、メモリ、高速化などサーバーのスペックも確認

サーバーもパソコンと同じく、そのスペックによって処理速度が変わってきます。
公開されていないレンタルサーバーもありますが、公開しているレンタルサーバーを確認してみると、プランによって大きくそのスペックが変わっていることがわかります。

(参考)https://www.shin-server.jp/service/functions.php

“ハイスピードプラン”や”プロ”などの名前が付けられていることの多い、レンタルサーバーの中でも上位プランを選択すると何が違うからユーザーメリットになるのかというと、このスペックが違うことで処理速度が違うことが多いです。

処理速度は、たいていWEBサイトの表示速度につながってきます。WEBサイトの表示速度はSEO対策でも大切といわれていますし、WEBサイトの離脱阻止にもつながります。

プランがたくさんある中で検討していると、「サービスが同じなら安いプランがいいかも」と思いがちですが、最安プランと高額プランでは処理速度がかなり変わってくることがあります。

サーバーのスペックは非公開のレンタルサーバーもありますが、表示速度に対して「高速化」「高速通信」など銘打っているところであれば、どんなサーバースペックで、どんな技術を実装しているか特徴としてユーザーがわかるように打ち出しています。

SEO対策含め、WEBサイトの高速化に力を入れたい方は、レンタルサーバー選びにプラスしてプランも上位の”高速化”対応のものを選ぶなど、工夫をしてみてください。

5.SPF・DKIM・DMARCに対応しているか(メールを使う場合)

レンタルサーバーでメールの送受信も一緒に行うことも多いと思います。最近はスパムメールの増加で、メールもセキュリティ対策を行わないと先方に届かない(迷惑メールに入ってしまう)という問題が多発しています。

メールの信頼性を向上させるためのSPF(Sender Policy Framework)や、DKIM(DomainKeys Identified Mail)、DMARC(Domain-based Message Authentication、Reporting and Conformance)という技術があるのですが、その技術が使われていないメールは今後受信できなくなると米Googleが発表しました。

(参考)https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nc/18/092400133/121200124/

1日5000件未満の送信元は、送信ドメイン認証の「SPF」と「DKIM」のどちらか一方への対応が必要だ。一方、5000件以上の送信元はSPFとDKIMの両方に対応し、さらに「DMARC」をパスする必要もある。

スパムや詐欺メールが多くなった対策といわれています。ドメインに対してGoogleが認めるセキュリティ認証を付与するといった対策を行えば、そのメールのセキュリティが向上するため、迷惑メールに振り分けられなくなります。メールを送受信しているサーバーにこれらのセキュリティ対策用の機能があるかどうかは、今後チェック必須になると思われます。

すでに今、これらの機能が備わっているレンタルサーバーはセキュリティ対策にも積極的であると考えられるので、他の点でも安心して使うことができると思います。

6.総合的にオススメのレンタルサーバーは「エックスサーバー」

レンタルサーバーはそれぞれにコストパフォーマンスや機能などメリットがありますが、総合的に判断すると、「エックスサーバー」がバランスがよくオススメです。

https://www.xserver.ne.jp/

  • サイトの表示速度が速い
  • 特に設定をせず、最初からファイルとDBのバックアップがあり、何かあった際に復元出来る
  • サポート体制も充実している
  • SPF/DKIM/DMARCなどの対応が早く、セキュリティ対策も万全

バランスよく整っているので、迷われたときはエックスサーバーをオススメします。

まとめ

WEBサイトを守り、支えてくれるのがレンタルサーバーです。どんなサービスが備わっているか、価格はいくらか?という以外にも、高速表示やセキュリティなど各レンタルサーバーで力を入れている部分があります。

どんなWEBサイトにしたいかという目標やコストの面など、さまざまな視点から考えてレンタルサーバーとプランを選ぶようにしてみてください。一度選んでWEBサイトを構築してしまうと、引っ越しは費用もかかり大変な作業ですので、慎重に比較して選ぶことをオススメ致します。