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修正指示・校正ツール「AUN」で画面に簡単文字入れ→共有を試してみた

デザインやコーディングの制作中に必ず発生する修正やり取り。
皆さまはどのように修正指示の連絡をされていますか?

印刷した紙に手書き、エクセルにまとめる、電話で伝えるなどのパターンが多いかと思いますが、プリントやスキャンに手間がかかったり、うまく書き込めなかったりと苦労も多いです。

修正指示を出すための専用ツールというものもサービスとしてたくさんあります。
赤ペンで書き込むような形で指示を付けられるものや、ブラウザで表示した画面に付箋を貼るように指示を付けていけるものなど、幅広いです。

ただ、やはりWEBサービスなのでデモ画面を見るために資料請求をしなければならなかったり、クレジットカード登録をしないとフリー版も使えなかったりとハードルの高いものが多いのも事実です。

いろいろと調べて試していく中で、便利だったのが「AUN」という修正指示を入れる専用のサービスです。登録なしで使い始められるので、出先でパッと修正指示を送りたい、そんなときも手軽に使えます。


https://aun.tools

Twitterでも最近よく話題にされているツールで、「とりあえず」の気持ちで本当に手軽に使えるのが魅力です。

URLを読み込んでデスクトップ表示/タブレット表示/スマートフォン表示など切り替えることができ、付箋を付けるように指示を書き込めます。PCに保存された画像を読み込ませたときも同様です。

指示には自動的に番号が振られるので、「①の部分ですが〜〜〜」と修正のやり取りがスピーディーになります。

指示を書き込んだら共有URLが吐き出されるので、それをチャットやメールでやり取り先であるデザイナーさん、ディレクターさんなどに送って指示出しが完了となります。

○「AUN」無料プランでできること
・登録不要
・WEBページや画像に指示を書き込む
・URL共有で相手にシェアできる
・7日間保存

有料になると保存期間が伸びたり、パスワードで保護できたりと色々機能が増えるのですが、修正指示を入れるのは無料・有料でも基本的に同じ機能が使えます。

また、修正を確認した側も返事が【済】【電話ください】などの反応を書き込めます。これも抜け漏れ防止に便利です!

では実際に使い方について、実際の画面を用いて詳しくご紹介します。
これから使ってみたいと思われている方の参考になれば幸いです。

1. トップページの「すぐ使う」ボタンから開始

ブラウザでアクセスすると真ん中に「すぐ使う」ボタンがあります。これをタップすればすぐに使い始められます。

2.【指定したURLからキャプチャを生成】し、画面オプションを選択

URLから自動でキャプチャを生成してくれるので、そこに修正指示を書き込みます。 ※PCに保存した画像に修正指示も入れられます。指示の入れ方は共通です。

画面サイズオプションが選べるので、スマートフォンで表示した画面に指示を入れたいときはオプションで【スマートフォン】を選びます。これが地味に助かります。

URLを入れて画面サイズのオプションを選択したら【キャプチャ】をクリック。修正が入れられる画面へ進みます。

3.修正箇所をドラッグし、メモ画面に指示を書き込む

修正指示を入れたい箇所をドラッグすると囲みが出てきます。
メモ追加画面がポップアップで出てくるので、必要な指示を書き込みます。

■わかりやすい指示を入れる
色を変えたり、太字にしたりなどわかりやすいように書き込みができますし、差し替え用の画像もいっしょにアップロードできます。

■URLはハイパーリンクに変換される
メモ画面にURLを貼れば、自動でハイパーリンクになります。
保存場所や参考URLを貼った時もこのまま飛んでいけるので時短です。



■もっと詳細にメモを書く、メモを削除する
一度メモを保存した後もその部分をクリックすると修正できますし、三点リーダーをクリックすると大きなメモ画面にしたり、削除したりするボタンが出ます。



・このメモを詳細に編集する
→大きな画面でメモを書ける

・このメモを削除する
→メモを完全削除

4.書き込んだ箇所は一覧表示されるので抜けがないかチェックできる

左サイドバーには修正箇所が①から順番に一覧表示されます。
メモ内容が表示されるので、指示を受けた側も1つずつ見ていかなくても大まかに全体像が把握できます。

ハイパーリンクが付いたり、すぐ画像をDLできたりするのは、このような専用のWEBサービスで指示を出すからこそ。手書きじゃできないメリットがたくさんあります。

5. 保存後、共有URLを生成する

指示を書き終えたら、右上のボタンで保存し、URLで相手とシェアします。
シェア後に指示を書き換えることもできます。

無料プランは保存期間をすぎると自動削除されてしまうので、期限までに修正箇所をチェックしてもらうよう伝えることが重要です。

6. PDFでエクスポートも可能

指示を入れた内容を保存期間を超えて保存しておきたい時や、WEBサービスにアクセスできない方がお相手のときは、PDFで保存→共有できます。

保存ボタンの横に【PDFエクスポート】ボタンがあるのでそちらからPDFをダウンロードします。

◎PDFエクスポートでダウンロードできるもの

・画面キャプチャのPDD(指示が入った箇所が保存)
・メモはCSV
・メモに添付した画像

3つがセットになります。

6. 修正する側のメリット

修正指示を受けた側からは、修正した箇所にチェックを入れたり、メモを直接共有したりできるメリットがあります。

「この指示について、もう少し確認しておきたい」というときも「このヘッダー部分の右のアイコンの指示なんですが〜」ではなく、「このメモについてなのですが」と修正内容の確認が入れやすいのも便利だと感じます。

お互いのコミュニケーションが取りやすいようにつくられているのがよくわかります。指示入れとそのための連絡に時間を取られずに済めば、もっとよいものが早く仕上がるかもしれませんね。修正指示のやり取りは奥深いです。

まとめ

修正指示以外にもチーム内での共有や、ちょっとした連絡事項にも使えそうです。
このような便利ツールも活用しながら、よりよい制作物をつくっていきたいですね。